陸上養殖マグロ
ちょっと前に在ったニュースです。
産経新聞
『すしや刺し身に欠かせないクロマグロ(本マグロ)を地上の水槽で養殖する実験に東海大と静岡県の民間企業が取り組み、地下塩水を使うことで、ネックとなっている水温管理のコストを抑えることに成功した。
(割愛)
従来の海での養殖では、エサなどが海底にたまり環境を悪化させるといった問題があった。一方、地上での養殖は、クロマグロの生育に最適といわれる水温21℃前後を保つのに膨大な燃料費がかかるのがネックとなっていたが、秋山教授は水温が一年を通じてほぼ一定の地下塩水に着目。「燃料費の問題をクリアできるだけでなく、地中で濾過(ろか)される地下塩水は無菌状態のため、抗生剤など高額な薬代も必要なくなった」(秋山教授)という。排水は濾過して海に戻すため、環境上の問題もほとんどないという。
クロマグロは1年間で約60センチ成長し、1年半~2年でマグロとしてのうまみが出る1メートル(30~40キロ)ほどに育つが、運動量が多いため1キロ増えるのに22キロのエサが必要。マグロがエサとしているイワシなどに代わり、大豆など安価なエサで育てる技術が地上養殖の課題として残されている。
クロマグロは、中国をはじめとする海外での消費量増加に加え、原油高にともなう燃料費の高騰で「今年に入って取引価格が1、2割増した」(東京・築地の大手卸業者)。さらに魚の大きさを問わずに捕獲する巻き網漁による乱獲で、脂の乗った大型クロマグロの取引量が減少。この卸業者は「中国の富裕層の数は日本人と同じぐらいになったと聞く。このままでは、良質のクロマグロは中国に全部競り落とされてしまうかもしれない」と不安を口にする。
「実用化まで少なくとも3年かかる」という秋山教授だが、「陸上での養殖が成功すれば、天候や原油高に左右されず、良質のクロマグロが安定して供給できる。価格の急激な高騰もなくなる」と話す。今後は、より大きな水槽での養殖実験と並行して、地下塩水を取水できる地域の企業や自治体と連携しながら実用化の道を探る。すでに企業からの引き合いもあるという。』
この記事読んで真っ先に、思ったこと。
やっぱり日本人はマグロが好きなんだなあ(°∀°)b
って、思って、とりあえず下書きで保存してました。
そしたら、今日、昼休みに観てた番組で上記の一件を特集してましたので、さっそく今日のネタに(笑)
レポーターが試食してましたね。
40cmサイズのクロマグロって、言うてました。
皿の醤油に着けた瞬間に脂が広がってますっ!
って、驚いてましたけど、確かに広がってたけど、、、
40cm位のサイズのクロマグロでしょ?
ヨコワでしょ?
脂乗り過ぎじゃないの?(゜д゜;)
って、あのテレビ映像観て思ったのは筆者だけでしょうか?(;^_^A
大体、大豆で育てたクロマグロが美味いのか?
そう言う意味で興味、かなり在ります、食してみたいですねえ(・∀・)
静岡の清水に施設が在るようなので、出張の時に食せる機会無いかなあ?(笑)
今後、以下のようになる未来像を想像♪
①巻き網の乱獲を防いで、資源量上昇。
↓
②地上&海中の養殖マグロの普及により、天然の価値&漁価上昇。
↓
③延縄船の増加。
↓
④当社の売上上昇
ってな、良い方向に進んで行きませんかねえ?(苦笑)
んな、甘い話は無いか(--;
最後に一言。
確かにクロマグロの供給&価格は、
安定するかもしれませんが。
「良質」に成り得るの?
それが筆者的には疑問です。