・ポーズの模倣

腕を前にまっすぐ伸ばすところで、ひじが曲がってしまう。手のひらと手の甲を、腕を伸ばしたままパタンパタンとひっくり返すなど、ひじを細かく動かすのが難しそうでした。

 

・不安定なクッションで足を踏ん張りながら、ボール押さえ

頭のてっぺん、後ろに押し付ける

持ったまま上に持ち上げる

胸の前で両手でぐっと力をいれる

おなかでぎゅっと抱きしめる

手を離して股や足先ではさむ

手を離して足で転がす

 

等をしました。ボールがぺちゃんこになるまで力をぐっといれたり、腹筋を使ってバランスを取る練習でした。手を離すとバランスを取るためにお腹に力が入ってました。

 

・腕立てふせ

足と腕をピーンとした状態だと、ひじではなく足を曲げてしまう。段階を下げて、四つん這いの形で腕を曲げるイメージを高める練習をする。

 

先生に手伝ってもらい、曲げる感覚を入れるも、なかなか最後まで曲がらず苦戦していました。めげなかっただけ偉いです。

 

・机を使わず、低反発クッションを重ねたものに座って折り紙

見本を見ながら先生と一緒に作りました。

机がないので、空間のなかで作ります。

 

まず右手で角を合わせる、左手で押さえて右手で指アイロンする。。等、両手を上手く使う必要があります。以前より左手が右手の動きに追い付いていました。鬼を作ったのですが、手に乗せて顔を書きました。

 

大人は何の気なしにしていることですが、机なしで作るのはいつもとちがう動きが沢山取り入れられて新鮮でした。たまには簡単なものを空間で作ると協調性がぐっと上がりそうです。

 

・机を使わず、低反発クッションを重ねたものに座って薄い紙を切る

まずは折り紙から。袋に入っている沢山の折り紙から、パラパラと自分の欲しい色をめくって取るところからスタートです。意外と難しい。。

 

直角に切ることに苦手さがあったので少し見てもらいました。左で紙を回すのは上手だが、右でハサミが思うように開いていない。親指が固定されずずれているので、親指部分を粘土などで埋めるなど調整して、親指がぴったり挟まるようにしたほうがいい。一回上手くいく手応えが得られると、他のハサミでも応用出来るようになる。

 

とのことでした。しかし何回かやっているうちにズレがなくなってきていたので、回数をこなすことも大事なのかもしれないと感じました。

 

次に大きい薄い紙を切ったのですがこれが大変でした。紙を持つ場所によっては、へたっと垂れて切れなくなってしまいます。

紙を上げてピーンと張る(左手の場所が重要)

ハサミを大きく開く

が必要でした。

 

比較的固めの紙でやっていたのですが、薄い大きい紙で、空間でやってみるのもいい練習になりました。低反発クッションを椅子がわりにすると、体幹鍛える練習にもなっています。

 

☆☆☆

 

能力の広がりに応じて、少しずつ難易度を上げています。本人も抵抗がなく以前より出来たと言われることでやる気に繋がっています。先生とのときは嫌がらず頑張ります。きちんとフォローがされていて、二人で積み上げてきた信頼関係が見えます。

 

反対のことが去年は別の場所であって色々考えさせられたので、作業療法は見ていて安心する時間です。