アドバイスをもらう機会がありました。

 

物を入れる・噛む行動は、疲れや不安、興奮を発散する機能を果たしている。刺激を感じやすい特性があると、特に集団での疲労も大きい。心身のストレスが原因で、発散として機能し、かつ興奮状態にある場合は、自分で自身の行動をコントロールしにくい状況にある。本人がやめられる状況ではなく、大人の眼にうつる以上に、自分でコントロール出来ない可能性がある。この興奮状態のコントロールの効かなさは、未就学児までは一般的には抑制が難しい。感覚や運動機能も含めて、身体の発達を待つ部分も必要。

 

もう一つ噛む行動が促進される要因として、「大変だった、疲れた、やだ!」を言語化出来ず、発散方法が限られている場合がある。母が実践している◯×クイズや絵カードは、子どもが自分の興奮をコントロール出来るようになった際にとても重要。

 

しかし今は子ども自身でコントロール出来ない状態であると推測されるので、噛んでいる時の声かけにより、更なる興奮につながり、反抗的になりうる。

 

今後、子どもの体力や身体的成長が進んでいくことで、疲労しやすさや興奮しやすさが改善し、時間の経過と共に噛む行動が少しずつ減っていく可能性が高い。子どもの身体的成長を待ちつつ、急にやめることの難しい今は、噛んでもいいものを決めて、それを噛んでもらうという対応が、互いに無理がなく、ハードルの低い一つの方法。

 

★噛んでもOKとする場合

ハンカチや、発達障害向けの噛むグッズを検討しては。噛んではいけないものや、母を噛んだ場合は、今まで通りその場ですぐやめるよう声かけしつつ、「噛むならこれを噛んでね」と肯定的な声かけが出来ると良い。噛んでいいと決めたものを噛んでいる場合は、その行動を褒めて強化することで、身体はダメ、こっちはOKと学習出来、不適切に噛む行動が減る可能性がある。

 

★噛むのをやめさせたい場合

未然に防ぐ。それでも噛む場合は「痛いからやめて」と伝えること自体は引き続き行い、以下の基本対応を行う。

①未然に防ぐ、注意をそらす

②その場、物から引き離す

③簡潔にダメと伝える

④代替となるものを渡す

⑤子どもに合ったクールダウンの実施

 

小学校以降に興奮をコントロール出来るようになったら、代替行動が選べる状態に心身が整っている状態。そのタイミングで◯×クイズやロールプレイで「自他共にOKな方法を選ぶ」のがオススメ。

 

☆☆☆

 

今の時期は抑制が難しく、仕方のないことだということが分かりました。成長したらなくなると言われたので、希望が持てました。

 

ハンカチや噛むグッズは癖になるかなと抵抗があったのですが、少しでもイライラせず肯定的に関われるように取り入れてみようかと思いました。