事業所にて壁登り倒立、バランスボールで準備運動をした後、公共プールへ向かいました。この日は人も少なく、息子も入る前に不安な様子を見せませんでした。

 

子供用の浅いプールで開始しました。最初は若い先生が担当でしたが、気弱そうな先生で、息子にペースを持っていかれてました。息子は先生からオモチャをぶん取り、プールを動き回ります。追いかけ回す先生。ラーラーラーと大声で歌を歌い、ガラス越しの二階観覧席に聞こえる始末。響いてうるさいよ〰️(苦笑)。先生ガン無視で進んでいきます。。。プールサイドの溝に魚のオモチャを沿わせて進み、自分の世界に入り始めました。(おいおい大丈夫か?)

 

と思った矢先、あまりの状態に見かねたベテラン先生が一緒に入ってくれました。息子の目の前に行く、目線を下(プールの水)に落とさせて刺激を減らすことで話の聞ける状態に。そこからは向こうのペースで進んでいきました。やったことは以下の通りです。

 

★水のかけあい

顔にかかると嫌そうでした。一気に不機嫌に。自分からの顔洗いは平気でした。

 

★ケースにコップで水を注ぐ

興味なし

 

★コップを2つ、目につけて眼鏡のようにする。それで水中を見る。

ゴーグルのような状態に。水中がクリアに見えることに驚く息子、これにはかなり食いつきました。魚のおもちゃを下に通して、何が通ったか見てあてるゲームがヒット。

 

★本物のゴーグルを目に当てて、先生に鼻を押さえてもらう。

息を止めて水を顔を付ける前段階の練習。前述のコップ眼鏡ゲームにより抵抗感なし。

 

★水中の物を取る

最低顎は付けないと拾えない位置に物を置くが、本人が意地でも顔に水をつけようとしない。「出来ない!」と言って拒否。ギリギリの位置まで上げると取った。

 

★ビート板ダッシュ

ばた足しながら、先生がビート板を速く押す。スピード感があって楽しそうな様子。

 

★補助あり背浮き

元々好きなので、楽しそうな様子。

 

☆☆☆

ゴーグル使うと面白い、ということが分かったようです。お風呂の頭洗いで、鼻を押さえてやったら嫌がりませんでした。鼻を押さえると大丈夫だと思えたのかもしれません。今までは垂れ流していたのでどうしても鼻に入って痛い=嫌だになっていた模様。

 

公共の施設のため利用時間に限りがあり、今はお着替えを本人に任せられないのがちょっと難点です。私がほとんどやらないと間に合わないです。かなり慌ててやりました。

 

療育内容は、きちんと段階を踏んでいるなという印象です。一般のプールだとさあ泳ぎましょう、潜りましょう!と始まるので、顔つけすらままならない子どもには恐怖ですよね。。本人の出来る+αを狙っているので出来た時はすごく達成感を感じるようです。いつものことながら、ペースを息子に持っていかれない、かつ積極的に関わってくれるメリハリがある指導者のほうが効果が高いですね。

 

気が散る息子には、反響する&だだっ広い環境は不利だなと感じた一日でした。これに人が増えたらとんでもないことになりそうです(苦笑)。本人はいたって楽しそうでしたが。