コロナ以降の取り組みが、着実に実を結んでいると感じます。

 

★運動療育の増加により、必然的に運動量が増える。

身体動作の基礎的な動き(歩く、走る、跳ぶ、蹴る、投げる、またぐ、しゃがむ、押す、引く)を楽しい遊びの中で行う環境が、とっても合っています。たまにある他利用者とのシェアも楽しいようで、一時間フルで動いてます。やったー!と嬉しそうに跳び跳ねている姿も目にします。

 

★体を使った運動遊びや感覚統合が、体作りに効いている

遊具への苦手意識が減ってきました。特にブランコが座位でずっと座れるようになったのは進歩です。(言葉遊びをしながら乗っているので、足曲げまでは余裕がなさそうです。)

滑り台も一人で行くように。前は揺れや速さへの恐怖があったようですが、大分楽しめるようになってきました。

 

★お手伝いも体作りに効いている

特別な療育より、体作り・手の器用さ・見る力・聞く力等を鍛える万能な療育だなあと感じます。本人もやらされている感がなく、達成感からか抵抗が少ないよう。特に体に効いたのは、雑巾がけと重いもの運びでした。

 

★好きなものが底上げしている

音楽が好きな息子は、自作ダンスが大好き。無意識に普段なかなかしない動きをしています。ケンケンやスキップ、ジャンプが好きなのは多分リズム感から来ているのでは。。

 

★小さな公園で苦手意識をなくす

私の住む自治体は、至るところに公園があります。今日はこれやってみたいなと、様々な遊具を選べます。息子は大きい公園が苦手なので、人の少ない小さい所だと、チャレンジ精神が高まるようです。運動は特に安心出来る場所で、スモールステップでやっていってます。

 

特に梯子登りやジャングルジムといった、手足の協調運動や足を踏ん張る力、体を持ち上げる力が要るものが苦手ですが、何回かやっていくと出来る、ということが増えました。少しずつ、少しずつ、全てのことが体に蓄えられているのを感じます。この着実さが凸凹児の強みです。

 

★プールを好きになる

コロナ前は、そんなに感じなかったのですが、コロナ明けから別人か!?というぐらいプールが大好きになっています。体が前より動くようになったこと、揺れが平気になったことが影響しているのかもしれません。

 

ただ顔つけや潜るは2年経った今も苦手で、お風呂でも頭洗いで苦戦しているところなので、障害児向けの個別プール療育を今月から始めることにしました。公共のプールを使い、社会マナー、暗黙のルールも教えていくそう。家と園から近いので、園帰りに行けるのもポイント。バランス感覚を鍛えていきます。水が好きになる、潜れるようになって、もっと楽しめるといいなと思います。

 

★情緒の安定にプラス作用する

運動すると、憑き物が落ちたかのようにスッキリします。

 

☆☆☆

運動の記事が多いですが、発達の遅れを取り戻したい、めちゃくちゃ運動得意になって欲しいという思いはありません。

 

ただ、今のままでは日常動作で困難を抱えていく、というふうに言われたのが、出来る限り運動療育しようと思ったきっかけです。ひいては怪我や事故に関わることにも。バランスが取れなくて高いところから転倒する、自転車で坂道登れない、椅子に座れないなど。。

 

遅れの積み残しで、出来ていたはずのことが出来なくて悔しい思いをするのは本人なんですよね。。私も運動音痴なのは何か積み残してきたんでしょうか。。。

 

楽しいことから習得するパワーは人一倍持っていて、何かをキッカケに上昇することもあると思うので、気長に見ていきます。