親の会で受けたらいいよと言われていた大学病院での発達相談の話です。2歳4か月頃です。

 

大学病院での発達相談では、

自閉症スペクトラムと注意欠陥多動障害の特性を持つ子どもの特性に基づいて、親へは子どもの関わりかたや問題行動への対処法などへの専門的なアドバイスを、子どもには発達を伸ばす関わりや様々なプログラムを行っているようです。精度の高い方々で診断を確かめたり、子どもを入院させて検査や評価をし、家族への育児支援をしたりも。

☆子育てサポート

☆ペアトレーニング

☆感情理解・コントロールのプログラム

☆いじめに立ち向かうプログラム

☆ソーシャルスキルを促すプログラム

☆ABA  

といった魅力的な内容がいっぱいです。

 

病院を2つ回っていたので、もう病院に行くのもな。。と思っていたのですが、次回の診察まで期間があるし、診断名が気になるようなら言ってもらえるとのことだったので行ってみることにしました。他のプログラムも受けられるようなら受けてみたい‼と思い、資料を取り寄せました。

 

大量の問診票等を記入し、2か月後の受診を待ちました。(この間に自閉症スペクトラムだろうなと確信したのですが、汗)

 

まず診察では、息子の遊び方と先生とのやりとりを見られました。乗り物のおもちゃに飛び付くも、思うように動かずいきなり癇癪を発動させる息子(汗)。先生とのやりとりでは興味のある質問には答えるものの、その他はスルーか、違う回答をするか、何か分からず無言かおうむ返しする点も見られました。

 

「やっぱり自閉症スペクトラムですか?」

先生

「そうですね。」

「発達検査では知的な遅れはないと言われたのですが、高機能自閉症、アスペルガーのどちらですか?」

先生

「今は明確な区分はなく、どちらかを気にする意味はあまりないですね。」

先生

「T君は落ち着きがないということでしたが、部屋を出ていく気配はないし、動き回る姿もあまり見られないですね。大人しいタイプですね。」

先生

「目が合いにくいところはあると思います。目線が同じ高さになるような台におもちゃを乗せて遊ぶといいですよ。」

確かに息子、机やお風呂、抱っこといった目線が同じになる時はかなり目が合います。。。

「習慣へのこだわりも出てきて苦戦しています。」

先生

「逆手にとって、一日の流れを習慣づけてあげると、定着してやりやすくなりますよ。」

「来年度は療育園なのですが、それ以降も療育園のほうがいいでしょうか。」

先生

「好奇心の強いお子さんだし、一年通ったら物足りなくなる部分も出てくるかもしれないですね。加配ありで定型の園での刺激は大いに力になると思いますよ。もちろん療育園に通うことで、伸びる部分もあると思います。」

「気になる少人数の園があるのですが、和太鼓と体操教室を推していて全員参加のようなのです。過敏さのある息子に和太鼓はどうですか?」

先生

「うーん、ちょっと厳しい部分もあるかもしれないですね。合えばいいだろうけど。」

「園もそうですが、近隣の小学校がマンモス校しかなく、集団が苦手な息子がやっていけるか心配なのです。校区外の通学も出来ないとも聞いていて。引っ越ししてでも探す必要がありますか?」

先生

「お住まいの市は、インクルーシブ教育を推しているから、支援級も普通級も一緒の教室で授業を受けることになると思います。だから引っ越してもあまり変わらないかもしれないです。社会に出たら集団は避けられないですしね。慣れるしかない部分もあります。」

 

これにはショックを受けました。どのクラスで受けるかは分かりませんが、大人数で授業を受けることになるのか。。補助の先生、通級などはどうなのか等気になることが出てきました。このあたりは親の会で情報をゲットしにいくことを決めました。

 

その他の専門的な支援は、療育園に通園が決定し、今現在も十分な療育サービスを受けているということから受けられないということでした。

 

先生は今まで受けた発達専門病院の中で一番優しく、息子の長所に目を向けてくれました。母親側の気持ちにも配慮してくれたのが嬉しかったです。最初にここに来れば良かった(涙)。ですが、サードオピニオンの先生も話しやすいので、主治医の変更はしないつもりです。先生との相性ってあるなと感じます。(名医のセカンドオピニオンの先生はどうしても合わないと感じてしまいました。)

 

これで終わりというのもなんだし、大学病院で行っている小児行動検査やりますか?と言われ、やることにしました。