通っている療育センターでの1回目の面談がありました。発達検査の様子で予想外にやりとりが出来、言葉を理解していたこと、強くなってきていた特性のこと、食事中の困りごと(自分で食べない、コップ飲み嫌がる、食器で遊ぶ、私がイライラして息子が耳塞ぎする)、今後の進路について相談しました。

 

先生

「T君(息子)はこの3ヶ月で、お返事できるようになったり、簡単な指示を聞いてくれるようになりましたね。ふれあい遊びなど楽しそうにしています。友達と短時間遊ぶことも出来ますね。情緒面もぐんと成長したのが見受けられます。けれど順番を守れず自分の好きなタイミングで行きたくなることが多いです。」

「そうですね。私とは大分やりとりが出来るようになったと感じています。ただ、以前には目立っていなかった特性が出てきたり、興奮すると私に噛みついたり、食事中の様子が耐えられなかったりで困っています。」

先生

「特性については診断する身ではないから、今度の診察の時に病院の先生に相談したほうがいいですね。噛みつく等のやめてほしいことはさせないことです。上手く交わしてください。今の時期に食事が一人で出来ないのは仕方ないですよ。それよりも楽しい雰囲気で食事をしたほうがいいと思います。」

「私がどうしてもイライラしてしまって。。後、来年から加配で園に入れようかどうかを考えているのですけどどうですか?」

先生

「今見ていて、T君は不安感が強く繊細で、大勢の人の中にいるのが落ち着かない様子があります。お母さんと落ち着いて遊ぶ・嬉しい、楽しい、もっとしたいという経験を増やす・思いを受け止めてもらい自信をつける機会を増やした方がいいと思います。また一般の園児は身辺自立も進んでいるし、全体的なスピードも早いです。とりあえず療育園で1年少人数のクラスで様子を見てから考えてみてもいいんじゃないでしょうか。もしご希望ならまた見学があるので声を掛けますね。」

「一時保育と併用はしてはいけないですか?」

先生

「あっちではこういう手順で、こっちでは違うとなるとT君が混乱するかもしれず、負担もあるかと思うので避けた方がいいと思います。」

 

この療育センターで行われている療育園は、2歳児クラスの間は週5日母子通園と親からしたらかなりヘビーなもの。。昼ごはんもまたいでいます。そして一時保育使えないとなると、自分が休まる時間がない‼果たして自分は持つのだろうか。不安でいっぱいになりました。

 

それ以上に療育園という響きがズシッと自分ににのしかかってきて、息子に勧められるとは思っておらず、ショックを受けました。発達障害の子どもを見てきているプロの先生に勧められるなんて完全にクロではないか!受け止められていると思っていた息子の発達障害への受容が心の底では全く出来ていなかったことに気付いてしまったのです。

 

その夜は意気消沈し、この行き場のない気持ちを抱えてモヤモヤしていました。息子はそんな私に気づくわけもなく、遊んでーとやってきます。そしてテンションを上げたのか私に噛みつきました。

 

「T君痛いよ、止めてよ、お願いだから」

 

大喜びで笑っています。嫌だと言っているのになんでこんなことをするのか。言うことを聞いてくれないのか。なんでこんなに息子に時間を割いても報われないのか。。脳の機能の問題だと分かっていても自分の感情がこの日ばかりは押さえられませんでした。

 

 

噛まれたことをきっかけに、私の必死で押さえていた気持ちの蓋が外れてしまうことになるのです。