1歳半検診でのショックを引きずったまま、療育に行くまでの2週間を過ごすことになります。全ての景色が灰色に見え、やる気も起きませんでした。今後の漠然とした不安に襲われることも増えました。

どうしてうちの息子が?何かの間違いじゃないか。発達遅いだけで集団に早く入れてしまえば伸びるのではないか。と思っていました。この時は加配付きで保育園に入れることだけ考えていました。

夜な夜な発達障害や知的障害をネット検索しては、息子の一挙一動にあてはまるか確認し、安堵したり心配したりする日々でした。(今もたまにありますが。)不安も強くあったので、子育て支援センターの先生に相談したり、臨床心理士さんに相談したり、とにかく身近の知識がある人に気持ちを聞いてもらっていました。

この時期一番辛かったのは、息子をありのまま見れなくなってしまったこと。今まで普通に見れていたことが全部発達障害関連に繋がってしまい、色眼鏡で見ている自分に自己嫌悪していました。受け止めきれず、涙もよく出ました。息子は不思議そうな顔でこちらを見ていました。

セカンドオピニオンの病院はすぐには予約が取れず、1ヶ月半程待つことになりました。違う先生にみてもらえたら、見立ては覆るかもしれない。その希望だけが、心の拠り所となります。とても受診までが待ち遠しかったのを覚えています。