こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは子育て支援機関でカウンセラーをしています。

 

実は、私自身も長く難病と付き合っていて、心と体のバランスを取りながら

 

この仕事と、人生そのものを楽しんでいます。

 

 

この記事を読むとこんなメリットがあります

 

子育てや人間関係で悩んだとき、

 

「どの心理学の情報を信じたらいいの?」

 

と迷うことはありませんか?

 

 

この記事は、

・巷にあふれる子育て情報の「科学的な根拠」がわかるようになります。

・信頼できるカウンセラーや専門家の「見分け方」を知ることができます。

・専門的な知識を、あなたの日常の悩み解決に役立てるヒントが見つかります。

 

特に子育て中の方や、自分らしく生きたいと願うあなたの「モヤモヤ」に共感し、具体的な道筋を示す内容です。

 

💡 知らないと損!「効果のある心理学」の二つの顔

 

突然ですが、あなたは「効果がある」と言われる

 

心理学的なアプローチが、実は2種類あるのをご存知でしたか?

 

 

これを知っておくと、あなたの抱える悩みに本当に合った解決策を選ぶことができるようになります。

 

 

  1. 「特定の病気」にバッチリ効く薬みたいな方法(EST)

 

昔から言われてきたのが、「実証的に指示された方法」(EST)という考え方です。

 

これは、

 

「〇〇という病気には、△△というやり方で治療すると効果があったよ!」

 

という、特定の研究で効果が確認された治療法のことです。

 

たとえるなら、「風邪にはこの薬」のように、病名と薬がカッチリ決まっているイメージです。

 

 

でも、私たちの子育てや人間関係の悩みって、そんなに単純じゃないですよね?

 

 

 

 

私も、難病と診断されたとき「この病気にはこの治療!」というマニュアル通りにはいかない部分が多く、苦労しました。

人の心って、本当に複雑なんです。だからこそ、「型にはまらない」新しい考え方が必要になったんです。

 

 

 

 2. 「あなた」に合わせてオーダーメイドする考え方(EBPP)

 

そこで2005年頃、アメリカの心理学界で新しく提案されたのが、

 

「エビデンスに基づく心理学的実践」(EBPP)という考え方です。

 

これは、たった一つの研究結果だけでなく、3つの大切な要素を組み合わせることで

 

目の前のあなたに最良の成果を生み出そう、という考え方です。

 

 

その3つの要素がこちらです。

  1. その時点でのいちばん良い研究結果(科学的なデータ)

  2. あなた自身の価値観、好み、文化(生活の文脈)

  3. カウンセラーの臨床的な経験とスキル(専門家の腕前)

 

この新しい考え方(EBPP)は、最初に話した「特定の病気に効く薬」(EST)も

 

ぜんぶひっくるめて使う、もっと柔軟で幅の広いアプローチなんです。

 

 

「マニュアル通りじゃなくて、あなたの気持ちも大切にするよ」という

 

とても人間的な心理学と言えます。

 

 

 💖 なぜ「専門家の腕前(臨床的力量)」が大事なの?

 

「EBPP」の考え方で、とくに重要になるのが、

 

3つ目の要素、

 

「臨床的力量」(カウンセラーの腕前)です。

 

これは、ただマニュアル通りに治療するのではなく、

 

・目の前のあなたの変化(言動)をしっかり見て、

 

・「このやり方で本当に良くなっているかな?」と客観的にチェックし、

 

・あなたに合わせて介入方法を組み直す

 

 

という、科学者のようなきめ細やかな態度のことです。

 

つまり、「経験と知識」と「目の前のあなたへの誠実さ」の両方がそろって

 

初めて、信頼できる心理学的実践と言えるんです。

 

 

 

 

 

 

 

私が子育て支援の現場で、親御さんの話を聞きながら

 

「ああ、この行動は~という原理に基づいているかもしれません」

 

とお伝えすると、みなさんハッとされます。

 

専門知識をあなたの日常の悩みに結びつけることが

 

私のカウンセラーとしてのやりがいであり、臨床的力量だと思っています。

 

 

 

 📘 私の活動の軸「応用行動分析学」とあなたへの活かし方

 

私が社会貢献活動やカウンセリングで大切にしているものの一つが

 

「応用行動分析学」という分野です。

 

これはまさに、先ほどお話しした「臨床的力量」を実現するための最強のツールなんです。

 

・子どもの困った行動も「なぜ、その行動が起きるのか?」を客観的に分析し、

・介入の効果をモニタリングしながら

・その人に合った支援をオーダーメイドで組み立てる。

 

 

応用行動分析学は

 

「目の前の人の変化を客観的に評価する科学的態度」

 

を具体的に行うための、非常に実践的で信頼性の高い方法論なんです。

 

 

 🌈 最後に:ツナカンより、共感と感謝をこめて

 

この記事を通して、あなたが心理学的な情報を選ぶ目を養い

 

あなたの子育てや人生に本当に役立つ知識と出会えることを心から願っています。

 

私も難病と付き合いながら、日々「どうすればもっと人生が豊かになるか」を探求しています。

 

 

あなたの日常の小さな変化や感情に寄り添い、共に歩んでいきたいと思っています。

 

あなたの「生き方」そのものを、一緒にファンになっていきましょう!

 

 

 

 

 

👂🏻 ブログの内容を、ツナカンの声で聞いてみませんか?

 

実はこの記事とほぼ同じ内容を、音声配信(stand.fmなど)でもお届けしています!

 

・通勤中や家事の合間に、耳からインプットできます。

 

・私の話し方や声のトーンから、人柄をより深く感じ取っていただけます。

 

「ツナカンの声に癒やされる」「なんだか共感できてホッとする」というお声をたくさんいただいています。

 

↓↓↓ こちらから、私の音声配信に遊びに来てくださいね ↓↓↓

 

 

 


【参考文献】

仁藤・奥田・川上・岡本・山本(2021)精神科臨床における応用行動分析学の実践と研究, 行動分析学研究 第35巻 第2号

(American Psychological Association Presidential Task Force on Evidence-Based Practice, 2006)

(Iwakabe, 2013; La Roche & Christopher, 2009)

(島宗,2019, p. 18)


💖 次のステップ:あなたの日常の悩み、教えてください

「うちの子のこの行動、心理学的にどうなの?」

 

「自己肯定感を高めるにはどうしたらいい?」

 

コメント欄でぜひ教えてくださいね。

 

あなたの悩みから、次の記事のヒントをもらっています。