着物警察に思う事
 

着物警察って知っていますか?遭遇したことありますか?

私は以前羽織を着ていた時
襟の部分をどう着るのかわかっていなくて
老婦人に 「あなた、これ違うわよ」って
優しく、本当に優しく手直ししてもらいました。
側にいた旦那さんも
「おまえちゃんと直して差し上げなさい」

うん、「教えてあげなさい」ではなく「直して差し上げなさい」

私はとてもありがたかったです。

これは、着物警察では無くて着物レスキュー

巷で言われている着物警察は
通常とは違う着方をしている人をさして
「あなた、それは間違っているわよ」 っていうやつです。
さらに悪い例はそのスタイルを
恥ずかしい、見っともない という人。


着物や帯を使って斬新に
アレンジして着ている、若い人たち。
私ら世代ではそれを例えるには打ってつけのスタイル
中森明菜のデザイアーの衣装を思い浮かべてください。

足元をヒールやパンプスやサンダルを履く
長着を短めに着つける
帯を前結びしたままにする。など色々

自分たちで既存の物をアレンジして
リメイクして広げていく。
今のお太鼓結びもその昔
芸者達の間で流行った結び方だとか

若いうちにしかできなファッションというのは
あるものです。アラフィフでAKB48のような
膝上制服もどきの格好をしていたら
ちょっと不味いでしょう。
(私、すっごく好きなんですけど
*イタすぎて、できません。)

*目に痛いながめ、痛々しいみため

若いうちになんでも遊ぶべきだと
私は大歓迎です。

ただ、目の前歩いてくる子が着物の合わせが
逆だったらどうするべきか?>俗にいう「左前」
だって、それ、死に装束だし、だからと言って
直すには程んど全部脱がないとダメだし

どっちがいいのでしょう?

電車に乗って私の目の前にくるまでに
大勢の人が見ているはずなのに
誰も知らせないのなら
ほおっておいて大丈夫なんでしょうか?

う--ん、考え込んでしまう。

スカートのファスナーが開いていて
下着が見えていたなら、何をおいても
お知らせするべきですよね。

とりあえず、声はかけるべきかと
今は思えてきました。

だって、私は着付けのお免状もっているから。
助けられるなら、レスキューしないとね。