お久しぶりの図書館からのお知らせ

大好きな、浅田次郎の作品

 

流人道中記 上下

 

 

 

 

 

 

 

最近は本当に時代物ばかりです。

浅田次郎。

大昔みたいにヤクザ物とか

コメディっぽいのとか

読みたいんですが、今回も時代物

 

時期は幕末、でも舞台は西ではなく東

東北道中で目的地は蝦夷 北海道!!

内容は旗本って何!?

 

今回は、旗本を深く掘り下げています。

旗本八万騎と言われる

その、旗本とは何?

昭和の時代劇では意外と悪者枠でした。

その、棲ござと偉さ

よく言われるお殿様とどう違うの?

そこが設定に存分に生かされた

感じでした。

 

始まりは、おっちゃんお得意の

コメディタッチで始まります。

「痛いから、腹切るの嫌だ!!」

それを受けて右往左往する裁き側。

え?いいの?

 

結果は流人として流されるのですが

その道中がメジャー東海道や

中山道とかではなく

北へ向かう、聞いたことも無い街道

 

イケメンオヤジの旗本、青山玄蕃

アイドルっぽいイケメン与力 石川乙次郎

 

道々、水戸黄門のように

色んな困りごとを痛快に捌いていくのが

上巻部分

下巻は謎に包まれていた青山の生い立ち

犯した罪とは?

それに終始していて

もうちょっと痛快活劇にして欲しかったかな

 

気になるのは、押送人 乙次郎が

無事に江戸に帰れたのか

成長の片鱗は見えているのですが

新妻とは仲睦まじく過ごせたのか

 

浅田のおっちゃんの本はその後が

メチャメチャ気になるのが玉にきずです。