誰かを"褒める”ことよりも”怒る”ことの方が難しいと思いませんか?私は毎日試行錯誤しています。

バイト先では一番の古株である私。

後輩にはちゃんと責任感を持って仕事してほしいと思っています。最近従業員という自覚を持って仕事をしているアルバイトが少なくて悲しいです。

全て私が甘やかした結果なんですけどね。

最初から厳しく接していたら、後輩たちは責任感を持った人間になったのでしょうか?

私には全くわかりません。

最初は褒めてばっかりいました。できないことが当たり前な新人だったので、何回か同じことを聞いてきても怒るようなことはしていませんでした。

むしろ、聞かずに仕事が出来ていたら褒めまくっていました。

その結果が今です。

仕事もロクに出来ないのに、自分は一人前だ、という思い込みに支配されています。

義務を果たさずに権利ばかり主張するような厚かましい人間になっています。

なぜこんなことになってしまったのでしょう。

やはり私の責任だと思います。

仕事の内容とともに"従業員としての自覚”を叩き込ませるべきでした。

従業員としてふさわしくない言動をしていたら注意するべきでした。

「私には上手く注意できない。いつか気づいてくれるのを待とう」

そうやって逃げてきました。実際は嫌われることを恐れていたのでしょう。

未だに上手く説教することができません。おちゃらけてしまいます。

それではダメなんだ、と気づいていても。

もし相手が“怒られた”という表面的な事実しか受け止めなかったら?

人は自分の人格を否定されることを嫌がるものです。

怒られる・注意されるというのは、“自分の行いを否定される=それを行うに至った自分の考えを否定される”。

だからこちらがどれだけ正しいことを言っても、視野が狭い人・プライドが高い人、には伝わらないと思うのです。

自分の人格を良い意味で否定できる人は成長できる人だと思います。

これだけ書いときながらやっぱり上手い注意の仕方が思いつきません。

その人自身が気づくことが一番良いんですけど、そうはいかないですね。

自分のことは気づきにくいものです。

かくいう私も人他人に言われて初めて、自分の良いところ・悪いところに気づきます。

そして注意されると受け入れるまでに少し時間がかかります。

つくづく人って矛盾している生き物だな、と思います。