喜怒哀楽:人間の基本的な感情。

私は喜怒哀楽の意味を上のように解釈しています。

4つの元となるこの感情は色みたいなもので、混ざり合って様々な感情を生み出す。

例えば嫉妬。嫉妬は単なる“怒”の感情だけではないと思います。

自分の大好きな人が他の女性と楽しそうに喋っている。

「その女性に大好きな人を独占されようとしていることに対する怒り」と「何で私にかまってくれないんだろうという哀しみ」

このふたつの感情が混ざり合って“嫉妬”という色を作り出す。

人によって色の配分も様々なので嫉妬の度合いも違うでしょうね。

人間は感情があるから生きていると実感するものです。

しかし、喜怒哀楽を感じることがあまりない、または表に出さない人も少なくありません。

表に出さない人は、素直じゃないか、理性が強すぎて先のことを考えすぎてブレーキをかけてしまう人だと思います。

前者は気持ちの持ちようで改善できます。

しかし問題は後者です。

先のことに怯えてすぎて自分の感情を抑えようとします。

そうするとストレスが溜まります。そのストレスが原因で湧き上がる怒りや哀しみをまた抑えようとします。

そんなことを繰り返していくうちに、日々の生活の中にある“喜び・楽しさ”を見落としやすくなります。

残るのは負の感情だけ。

それだけが残った状態で生活なんてできないから自分の中にある全ての感情を封じ込めようとする。

結果、感情の起伏がなくなる。

傷つきやすいから自己防衛として感情を抑えているだけです。

感情が全くないわけではありません。むしろ人より感受性が強く、表現の仕方がわからないので押さえつけないと壊れてしまうのです。

過去に、裏切られた・人に受け入れてもらえなかった、ということがあったのかもしれません。