こちらが証拠を集めを行っている最中に、浮気男の主張を記した書類が裁判所に

提出された。裁判がはじまると、毎回、双方の主張やその主張を裏付ける証拠書類を

提出することができる。


美人弁護士からメールがあった。

「キモイ馬鹿から書類が届きましたが、内容もキモイです。メールで説明するのも気分

悪いですよ。こいつ、まじ潰してやりましょうね。こんなに裁判を舐めている奴は弁護士

として許せないですよ」

弁護士の怒りのこもったメールは、長々と綴られていた。その日の夕方、僕はすぐに美人弁護士

の事務所に出向いた。


浮気男の書類を手にして怒りで手が震えた。。。

「いかれた男といかれた弁護士につきまおとわれて、正直うっぜーと思ってます。どうかこの馬鹿ども

を裁いてください。善良な市民の生活が脅かされています。こいつらは金のためなら、どんな汚いこと

でも平気でやるハイエナです。私の人生にかかわらないように重刑を希望します。はっきりいって、

馬鹿すぎ~」


ふざけている。本当にふざけている。ここまで自分が時間をかけて準備してたどり着いた法廷の場を

こんなに舐めた書類で対応するなんて。。。


美人弁護士は言った「僕さん、怒りを沈めろなて無理なのはわかります。私だって、この馬鹿を徹底的

に潰してやりたいし、社会復帰できないくらい追い込んでやりたいと思ってますから。でもね。これ裁判

だから。こんな主張して裁判が有利に進めるはずないんです。裁判官の浮気男に対する心証は最悪

だと思いますよ。こうなったら、まずは勝訴、多額の損害賠償確保を第一目標として、徹底して追い込んで

やりましょうよ。負けることはないし、和解もなし。馬鹿男に法律の怖さを教えてやりますよ。私が。」


美人弁護士は僕をフォローしてくれた。


その日は眠れなかった。悔しさと怒りで興奮状態が続いていた。

ネットで探せる制裁方法では僕の怒りを収める方法はなかった。浮気男には日のあたる道を歩けないよう

な制裁を加えてやろうと思う。絶対に。