ハリケーンBerylが

我が家のすぐ近くを直撃しまして・・・

 

こちらが屋上から見たBeryl接近中の様子

 

家も、家の周りも大した被害はなかったのですが

国道沿いの電柱が軒並み倒されたとかで

電気がなかなか復旧しませんでした。

 

家の周りは振り落とされた葉っぱがいっぱい

 

倒木もちらほら・・・

 

で、停電は、

結果的に36時間・・・

 

電気がなくなると、

電話の電波も弱くなるのか

家の中では、電波を拾えず、

屋上まで登って、やっとわずかな電波が入るか入らないか・・・

 

特に写真が多いFacebookとかは

全く表示されず、

なかなか情報を見ることができませんでした。

 

___

 

ちなみに今回のハリケーンBerylは、

メキシコ時間(というか、キンタナロー州時間)の午前5時に

Puerto Aventura近辺に上陸しました。

 

Puerto Aventuraは、トゥルムよりも25キロぐらい北側に位置します。

 

トゥルムとプラヤデルカルメンのちょうど間ぐらいの

高級住宅街です。

 

 

事前の予測だと、

トゥルムとフェリペ・カリーヨ・プエルトの間に上陸となっていたので

それよりも100kmほど、北にずれて

上陸したことになります。

 

我が家の方は、木が折れたりするぐらいで

大した被害はなかったので

ニュースを見るまで

「2021年のGraceに比べたら楽勝だな」と思ってましたが

意外と、電気関係をやられてしまい

復旧までの時間がかかってしまったようでした。

 

Puerto Aventuraのガソリンスタンドは

こんな形に・・・汗

 

電気関係のほとんどは12時間以内に復旧したのですが

我が家の方は、

送電装置の何かがおかしかったらしく

州知事が「電気の復旧終わりました」というメッセージを出した後も

完全には復旧していなかったので

(電気は通っているのだけれど、とてもパワーが弱くて、冷蔵庫などが動かない)

CFE(メキシコの電力会社)に何度も連絡しました。

 

それでも、なかなか回復せず・・・

 

自分の車で周囲の様子を見ていた時に

CFEのトラックを見つけたので、

追いかけていって

直談判したところ

早速直してくれました。

 

そして、完全復旧!!!

 

停電は予想していたので、

冷蔵庫の中身などは全部無くしていましたけれど

さすがに36時間は想定していなくて

冷凍庫には、糠床などを入れており・・・

 

電気が復旧してから

恐る恐る開けてみましたら、

解答はされていましたが、

腐ってはいなかったので、大丈夫そうです。

 

ほっとしました!

 

電気はなくとも

ガスで調理はできるし

冷蔵庫を開けなくてもいいように

常温で保存できるものばかり準備していたので、

何も不便なことはなかったのですが

やはり、

誰とも連絡が取れないのは、辛いですね・・・

 

とはいえ、携帯電話がなかった頃は、

一日中、誰かと連絡を取っているなんてことは

なかったわけで、

「昔バックパッカーしてた時って、携帯電話もネットもなくて

私、何してたっけ?」と考えてしまいました。

 

まあ、ネットがなくて暇だったので

そんなことを回想していたわけですが、

よくよく考えたら、安宿ドミトリーとかに泊まって

(いわゆるベッド貸しで、一部屋に6人とか8人とか止まるタイプの宿)

同室の部屋の人たちと喋ってたし

一人の時は、地図やガイドブックと睨めっこして

旅の計画を立てたり、日記を書いたりしてたかも・・・

 

あとはスペイン語の勉強!

当時は、便利な翻訳機なんかなかったから

「今日言ってたあの単語、どういうスペルなんだろう・・・」なんて考えながら

辞書を開いて、必死に調べたな・・・。

 

 

今回も、電気がない間、

外でお掃除とかをしてたら、

今まで話したことがないようなご近所の方々と

おしゃべりできたりして

「そういえば、昔の日常はこんな感じだったな」と思い出しました。

それなりに面白い体験でしたが

やっぱり、電気はいいですね!

 

日本だと台風一過で、翌日はいいお天気になるイメージがあるんですけど

今回のハリケーンは、翌日もすごく天気が悪くて

やっと今日になって、綺麗な青い空になりました。