私が住んでいるトゥルム（キンタナロー州）もユカタン半島にありますが
ユカタン半島の西側は「ユカタン州」と言って
より一層、伝統的な料理だったり文化だったりが
残っている地域です。
なので、ユカタン料理を食べたいとおもったら
ユカタン州に行く方が、オリジナルを食べることができます。
もちろん、トゥルムに住んでいる人も
ほとんどがユカタン州から移住してきた人たちですから
本来であれば、トゥルムでも
ユカタンオリジナルのお料理が食べられるはずなんですけど
やっぱり、材料が揃わないとかいろんなことがあって
ユカタン州出身の人ですら
「ユカタン州の村で食べた方がいいよ」と言います。笑
今まで色々とユカタン名物料理は食べてきましたが
先日知った「モトゥルの卵料理」（Huevos Motuleños）というのが気になって
その発祥の地「モトゥル Motul」に行ってみることにしました。
Huevos Motuleños（ウェボス・モトゥレーニョス）というのは
揚げたトルティーヤに、目玉焼きとフリホーレス（黒インゲンのペースト）を挟んで、
その上に特製のトマトソースをかける・・・というもので
ユカタン半島の、伝統的な朝食となっています。
メキシコ料理の有名な卵の朝食は
Huevos Rancheros（ウエボス・ランチェーロス）で、
こちらも、トルティーヤの上に、目玉焼きとフリホーレスを乗せて
その上から、トマトのソースをかけて食べるってことで
はっきり言って、かなり似ていると思うんですが
どうやら、違うらしいです。笑
どう違うのかを知りたくて、一番有名なお店
Doña Evelia というところに行きました。
こちらのお店は、Motulとう街の市場の2階にあって
ある意味フードコートの一部になっているみたいな感じです。
こちらが市場。
トゥルムから４時間ぐらいかかるので
到着したのは朝１０時・・・笑
もうすでに、混雑が始まっていました。
一階部分が、野菜、肉、生活用品などの売り場で
２回にたくさんのレストランが入っています。
この日は、日曜日だったので
生鮮食品を買い求めている人は僅かで
行列のほとんどは、レストランでした。
こちらは野菜売り場
こちらは肉売り場
生活雑貨も売られています。
下が空いていたので油断してたら
2階のフードコートは、人だらけ！！！
どこもかしこも満席で
次に座る人たちが、テーブルの後ろで立って待っている状態。
なんか、のんびり食べられない雰囲気ですね・・
ただ、店員さんはたくさんいて、
とてもこまめに注文を聞いていて
意外と順番が回ってくるのは早そうです。
とはいえ、ものすごい人混みで
それだけでクラクラしてしまったので、
私はテイクアウトにして
外で食べることにしました。
こちらがお目当ての、 Doña Eveliaのお店です。
ここが一番美味しいから！と紹介されたので
他の店には目もくれずに
ここで注文しました。
卵３つ乗せか、２つ乗せを選べるのですが
２つ乗せにしたところ、６５ペソでした！
やはり、ユカタンまで来ると
物価はちょっと安めですね！
トゥルムだったら、１００ペソは軽くとると思う！
最近、卵が１つ３.５ペソ（１個あたり２４.５円）と高額になってますしね・・・
テイクアウトだとこのように、ソースを別のパックに入れてくれます。
素敵な配慮！
ウエボス・モトゥレーニョスに必須だと言われているのは
・揚げたトルティーヤ
・フリホーレスのペースト（トルティーヤに塗っている）
・目玉焼き
・揚げたバナナ
・焼いたハバネロ（パンの下にある緑っぽいのがハバネロです）
・トマトソースには、ハムとグリーピースが入っていること
だそうです。
ソースをかけてみると、こんな感じ。
細かく切ったハムとグリンピースが入っている
トマトソースになります。
ソースそれ自体は全く辛くはなくて
ハバネロをちょっとずつ齧りながら食べるスタイルです。
めちゃくちゃ期待していましたけど
まあ、普通かな・・・笑
４時間も車を走らせてくるほどではないかも・・・笑
まあ、これは私の味の好みの問題もありますから
なんとも言えませんが
とにかく、ユカタンの人には
大人気の朝食ですし
この市場の中で食べるのも
なかなかできない体験です。
トゥルムからは遠いですが
メリダからは近いので、
メリダに何日か宿泊される方は
一度、きてみるのもいいかもしれません！
ユカタンの田舎町らしい街並みと
市場の様子が楽しめます！