メキシコと言っても

本当に広いわけでして

メキシコ料理のバリエーションは

非常に大きいと感じます。

 

もちろん、日本も、北から南まで

全然お料理違いますけどね。

 

ヨーロッパみたいな気候の北海道から

南国の沖縄まで

植生も全然違うのに

同じ料理なわけがないですもんね。

 

同じように

メキシコも

アメリカに近い砂漠と山が多い北部と

川も山もない、平地熱帯のユカタンでは

全くお料理違います!

 

私が住んでいるところは

このユカタン半島でして

独特のお料理がたくさんあります。

 

その代表格が

「コチニータピビル(Cochinita Pibil)」と呼ばれるものです。

 

こちらは豚を丸ごと一頭、真っ赤な香辛料をすり込んで

バナナの葉でくるみ

熱々の石と一緒に土に埋めて蒸し焼きにする・・・という

大胆なお料理です。

 

 

伝統的な作り方は

こちらのビデオをご覧ください。

スペイン語ですが

様子はわかると思います。

 

 

 

こうやって作ったコチニータピビルが美味しいのは

当然ですけれど、

自宅ではこんなことはできませんので

簡易版のレシピが

いろんなサイトで紹介されています。

 

私は先日、納豆を作ってみたいという好奇心が高じて

インスタントポットという

電気圧力鍋を購入してしまったので

せっかくなら、コチニータピビルも作ってみよう!と思い

挑戦してみました。

 

大事なのは、バナナの葉っぱ

日本だと買うのが大変ですが

この辺りではどこででも買えます!

 

スーパーでこんな感じで売られています。

 

バナナの葉は軽く火で炙り

鍋の中に敷いていきます。

 

 

 

そしてそこに、赤い調味料に漬け込んだ豚肉を投入

 

 

この、赤い調味料は

レカード・ロッホ(Recado Rojo)と呼ばれます。

 

アチョーテという真っ赤な粉が出るタネに

玉ねぎ、ニンニク、オレガノ、コショウ、

塩、シナモン、クローブ、唐辛子、

そして、ナランハ・アグリア(Naranja Agria)という

ユカタン特有のオレンジのジュースなどを加えて

作ったペーストが、このレカードロッホと呼ばれる調味料です。

 

出来上がったペーストは

スーパーなどで簡単に購入できますが

自分で作るのが楽しいです♪

 

そして、豚肉を漬け込んだ後

しっかりバナナで蓋をして

圧力鍋で1時間!

 

こんな感じにできました♪

 

とても柔らかいので、すぐにお肉が解れます♪

 

ユカタンの人たちは

この塊をそのまま食べるっていうことはほとんどなく

大抵の場合は、肉を細かく割いて

タコスにします。

 

今回も、緩やかな低糖質のため

トルティーヤはとうもろこしを使わず、

卵とオカラで作りました♪

 

コチニータピビルには

レモン&紫玉ねぎ&ハバネロを合わせたものを

トッピングします。

酸っぱさと辛味と、

コチニータピビルの濃い味の組み合わせが

ぴったりなんですよね!

絶妙な味のバランスです!

 

皆さんもユカタン半島に来たら

ぜひ、コチニータピビルを食べてみてください♪

 

ちなみに、トゥルムには美味しいレストランはありませんので

ユカタン料理の中心地である

メリダに行くのがいいと思います!