私は、いわゆる国際結婚で

メキシコに来たわけではありません。

 

家族と一緒に移住したわけでもありません。

 

子供も居ないですし、

もうすでに子供を生む年齢でもないので

今後、子連れの人と結婚でもしない限り

自分の家族ができることはないでしょう。

 

生物学的には子供を産めないわけじゃないと思いますが

たとえ今産んだとしても

子供が20歳になるころには

自分は70歳近いわけで

そんな年齢まで、自分が健康でいられるかどうかなんて

何の保証もないわけです。

 

だから、自分のわがままで

そのリスクを子供に背負わせるのは

ちょっとかわいそうな気がするのです。

 

もちろん、これは私の勝手な意見で、

反対の方もいらっしゃるでしょう。

 

だって、若くして子供を産んだって

成人まで面倒見てあげられる保証はありませんから。。。

 

でも、色々考えると

やっぱり、私の場合は、

今世で子供を持つのは難しいなと思います。

 

今世というのは、私は輪廻を信じているので

今世では、子供を持たない人生を選んだ。。。と

考えているという意味です。

 

何千とある過去世では、

私は母親だったことが何度もあるし、

父親だったこともあります。

 

でも、たぶん、今世は

こういうプランだったんだろうと思います。

 

 

自分で選んだ結果なので

子供を持たなかった事自体は

何の後悔もないのですが

唯一、ちょっと残念だったのは

親に孫を見せてあげられなかったことです。

 

だけど、両親にもたくさんの過去世があり

孫やひ孫を持った経験はいくらでもあるでしょうから

今世、一回ぐらい、

孫が居ない人生でもいいじゃないのかな。。。(勝手な想像。。。笑)

 

というわけで、

万が一、メキシコで自分の身に何かが起きた時

どうしようか。。。というのは

やはり常に考えるわけですね。

 

メキシコには家族が居ないわけなので

信頼できる友人に、日本の家族の連絡先を渡してあり

何かあったら、家族に知らせてもらうようには

手配しています。

 

まあトゥルムは比較的安全なところなので

銃撃戦に巻き込まれるとかは

よっぽど運が悪くない限りないと思いますけれど

 

でも、車の事故はかなり多いですし、

ジャングルやセノーテで

なにかあることだってあるし・・・

 

でも、何よりも怖いのは

死ぬことよりも

延命措置をされてしまうことです。

 

もし、人工呼吸器をつけなければいけない状況とか

胃ろうをしないといけないようなときには

できれば、そういった延命措置は

やめてほしい。。。

 

そういう意思を表明するのは

リビングウィルっていうものらしいです。

 

日本では、公益財団法人 日本尊厳死協会

というのがあって

予め、延命措置はしないでほしいという意志を

表明できます。

 

じゃあ、メキシコはどうかというと

メキシコにも、延命措置はしないでほしいということを

表明できるシステムがあるようです。

 

メキシコでは

 El Documento de Voluntad Anticipada

というらしいです。

 

で、公証人(Notario)のところで

作ってもらえるそうです。

 

これを持っていれば

交通事故にあったときとかに、

自分の意志を尊重してもらえるかと思います。

 

まあ、法的な効力はないですけれど

心あるお医者さんなら、

鞄の中を探って、探し当ててくれるかもしれません。

 

移民局のいろんなゴタゴタがおわったら

公証人役場で、いろいろ聞いてみたいと思います。

 

私を騙した、同じビルのノタリオには

絶対頼まないけど!(笑)

 

 

昨日見えた夕日は、

まるでアフリカの大地に沈む夕日のようでした。。。