海外志向の学生が少なくなってきたと、昨今の日本で聞くことがしばしばある。
とはいえ、それでも留学、海外進学、海外での就職と、日本の外へ目を向ける人も少なくはない。と私は思う。
保守的な学生が増えたのか?
なにはともあれ、私は超保守的な学生だったし、今でも人間タイプとしては保守的だ。
そんな私は、そもそも自分の超中途半端=日常会話もままならないような英語やスペイン語で、海外で働くなんて天と地がひっくり返るほど無理な話でおかしな話だと思っていた。
今の生活を想像すらできなかった。
しかし、怒られ、葛藤し、気を使い、機嫌を伺い、文化の違いに衝突し、時には社内のメキシコ人に対してすら疑心暗鬼になり、心が乱れない日などない今の日常において、得るものはすごく多いと思う。
「あなたはとってもラッキーなチャンスを手に入れた」ひとからそう言われると、自分でもそうだと思う。
だけど、お姉ちゃんもぶちあたっていたある波。
私もそろそろその第一波がやってきた。
友人の結婚だ。
帰国できない。もちろん結婚式を平日にやるわけはなく、土日などの週末・祝日なので私ももちろん参加したいところだが、その時だけ帰ることができない。
土曜日に結婚式だったら、木曜日には帰らないといけない。
ただでさえ、体調を崩したり年末にお休みを頂いたりして、実のところ内輪のメキシコ人に嫌味を言われてしまった。
それだけじゃないけど、どうしても休めない・・・・。
海外で得るものは大きい。
だけどその代償も、大きいのだということを実感。
私は結婚が早かったので、自分の結婚式には来てもらっている友達。
だけどその友達の式に行けないことが、本当に申し訳ないし、残念。
この残念を無駄にしないためには、強くここでしっかり根を張ること。
負けないで、強くあること。
何も後悔しないこと。
今が人生で一番楽しい時であること。