先日、メトロバスに乗る機会があった。
メトロにもそうだけど、メトロバスにも必ず最低一人は警察官がホームにいる。
なんでいるんだかわからないけど、切符を買わずに不正乗車する人を防いだり、メキシコなのでいろいろなトラブルが発生しやすいからなのだろうか・・・。
そんな中、その日私が乗っていた車両のドアに、メトロバスが出発する間際に女性警官がズンズンと近づいてきた。
ズンズンズンズン・・・・・・。
女性専用列車だから、誰かに注意するのかな?
とか思ってたら、外から中に向かって何か言ってる。やっぱり男性を降ろすんだ。
と思ったら違った。
小さな赤ちゃんを抱えている女性がいたんだけど、その女性の近くのイスに座ってる女性に、
「席を譲ってあげて下さい。」
と言っていたのだ。言われた女性もすんなり席を譲ってあげていた。
横領や賄賂がまかり通るこの国の警察にも、ちゃんと、犯罪とかそういうのではない、人道的な正義もまだ残っているのだ、と感じた瞬間だった。
日本はJRの人でも、警察の人でも警備の人でも、そして一般の人たちでも、
「見て見ぬふり」
が当たり前だもんね。悲しいけど、これが私の国の現実。。。
海外から自分の国を見るって、客観的に見られるのでいい機会かもしれない。