大人っぽい。


それが私が持っている、メキシコの子どもたちに対するイメージだ。


保育園で子どもとバイバイするとき、私の頭の中では子どもが「おかあさーーん!」と泣き叫ぶイメージがあった。

というか、私自身がそういう子どもだったから。

友達と遊び始めれば楽しいんだけど、やっぱり朝、お母さんと離れるのは悲しかったらしい。

ワンワンギャンギャン泣き叫んでいたので、先生もお母さんも大変だったろう。


しかしメキシコの保育園はどうだ。

「バイバーイ。」と言ってさっさと園の奥の方へ行ってしまう子ばかりだ。

お迎えがいつもよりちょっと早いと、


「ママ、なんで今日こんなに早く来るのー?」とちょっと不満そうだ。友達ともっと遊びたいらしい。

どの子もみんな、超あっさりしてるのだ。

「バイバーイ。」と。


それを友達に話したら、確かにメキシコの子どものほうが大人びているかもね、って言ってた。

メキシコ人自身がそう言うのだから、そうなんだろう。

メキシコ人の子どもたちと遊んでて思ったのは、しっかりしている、ということ。

多少、妹や弟がいるのか、姉や兄がいるのか・・・・でしっかり具合は変わると思うけど、末っ子の甘えん坊な子どもでも、自分より小さい子にはしっかりお姉さん・お兄さんをしているのだ。


なんだか対等に話せちゃいそうな、そんな感じ。


それでもアメリカとメキシコでは、親と子の関係にちょっと違いがあったりするので、欧米式な子育て、というわけでもないのだろう。


せっかく日本じゃない国にいるのだから、この国の子育ての良いところをたくさん見習おうと思う。

ただし、食生活は日本式でやる、それは絶対に私が子育てするうえで譲らない点。