メキシコシティーのメトロは、終始賑やかだ。客が賑やかなのではなく、物売りが賑やかなのだ。
すでに見慣れたものとなった光景に、ふと、「これって、初めて見た時はすっごい賑やか過ぎてビックリしったっけなー。」と改めて思った。
メトロは慣れてしまうと売り子が当たり前だが、そんな風に新鮮な目でメキシコを見ないのはなんてもったいなんだろうと思った。
物売りで多いのは、CD売り。メキシコの歌、英語の曲、ラテン音楽、クラシック音楽・・・などのCD。これは、売り子は背中にリュックサック型のラジカセを背負っているので、そのスピーカーから売っているCDの曲が爆音で流れている。1枚10ペソだ。
DVDも売っていることがあって、これも人によってはポータブルDVDプレイヤーを持っている売り子もいてメトロの中で映画が流れていることもあった。
それから、ペン系。
ボールペン、ホワイトボード用のペン、マジック、鉛筆、色鉛筆など、、。
これは意外にお得なんじゃないかと思う。ペンとかマジックとか10色入りで10ペソ。
あとは、メキシコシティーの地図。
カラーコピーなんじゃないかと思わなくもないが、これも10ペソ。
そして、ガム。
チックレーチックレーっていってるところが耳に残りやすい。
ガムは5ペソの時もある。
あと、自分自身が商品って人も。
ギターを弾いたり歌を歌ってお金を集めている。
そして・・・・・・、
虫メガネ
なぜッ?!
なぜメトロで虫メガネなのか?!
今、必要な人がいるのか・・・・?!
と思ったけど、おじさんが一人買っていた。
しかも売り子は箱入りのキレイなのを渡そうとしたけど、おじさんは売り子が見本に見せていた虫メガネがいいといって、むきだしの虫メガネを受け取っていた。
あ、ペン忘れちゃったなーとかいうときは、ちょうどペン売りの人がくると助かるだろう。