背中に「仕事中」と書いたハーネスをつけた盲導犬が乗り込んで来た、ある日の電車内。
私の隣にいた女性が、押さえた怒り声で10才ぐらいの男の子に何やら言っていました。
どうやら男の子は盲導犬を撫でたいとお母さんに言ったようです。
「いけないに決まってるでしょ💢」
「そう言う事、言わないの💢」
「ダメな理由は自分でネットで調べて💢」
小さな声ながら、お母さんのお怒り声は語尾に「💢」マークが見えるようでしたよ。
私と同じ駅で降りた件の親子が私の前でエスカレーターに乗り、音声を普通に戻したお母さん。
「あの犬は盲導犬っていうの💢」
「ペットじゃないから、勝手に触っちゃいけないの💢」
「バカな事、訊かないで💢」
ママさん、そんなに怒らなくても😓
お子さんは乗り込んで来たワンちゃんをかわいいと思っただけなんで、仕事中の盲導犬を撫でたり呼んだりしたらいけない事を教えてあげるすごくいいタイミングだったんじゃないっすか?
電車で盲導犬と遭遇できるなんて、なかなかないよ。
反対側の改札口にも聞こえてきたお母さんのヒステリー声。
虫の居所がめっちゃ悪かったんだろうけど、ママさん、いい機会を逃したんじゃない?