2018.8.6讀賣新聞
藤代清治さんの記事が載っていました。
私はこの作品、「悲しくも美しい平和への遺産」2005年
を、幸いにも、数年前の夏、京都文化博物館で観ました。...
とても大きなサイズの作品で、
絵いっぱいの羽ばたいていく色とりどりの折り鶴に、心動かされ、思わず涙が流れていました。
感動を求める作為的な何かでなく、
藤代清治さんの平和を望む心を感じました。
今日の新聞の記事では、影絵なら、物資がなくても、紙と光さえあれば、戦後のこの時代でもやりたいことができるんじゃないかとご自身の作風をつくっていった成り行きが語られていました。
そして、戦争の題材は、ご自身のメルヘンの世界と反するので、ファンの望みに応えられないのではないかと80歳を過ぎるまで封印していた、という話も。
2012年には、藤代清治さんは防護服を着て、原発事故後の福島県でスケッチをされたそうです。伝えたいことの尽きない素晴らしさ。御歳94歳。
藤代清治さんの絵が好きでした。
この対談を通して、もっと藤代清治さんの絵が好きになりました。
平和の空に飛ぶ色とりどりの鶴たちは
とてもメルヘンチックで
美しいです。