贅沢 (2018) | 魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫

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感じたことを言葉に変えて綴る手記。あなたのこころがあたらしく生まれる場に立ち会いたい。

あなたにとっての贅沢とは何ですか?

わたしにとっては、
人間の三大欲求&衣食住と
距離を置いたもの、...
つまり、生きる上の必要なもので真っ先に削られそうなものが贅沢だと思います。

小川洋子氏原作の演劇「密やかな結晶」でそれが
緻密に描かれていたと思います。

たとえば、この写真のような香水

その時にしかなく、消えて無くなるもの

音楽や
演劇、
舞踊、
普段見られない景色
心許せる人との語らい
印象
かたちのない、
そういったもの

このような贅沢がなければ
人間が人間として
生きることは
難しくなると思うのです。

労働力になるためにうまれたのではないし
消費するためにうまれたのでもない
その人の価値は既にあって
ひととの出会いのなかでさらに育つもの

手にもっていることができないものが
いちばん
心の中にのこる。

時には贅沢を。
人間が人間として生きるために…