ダリおじさまのステージ。 | 魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫

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感じたことを言葉に変えて綴る手記。あなたのこころがあたらしく生まれる場に立ち会いたい。

ダリ展に、ぴょーん音符


@京都市美術館

サルバドール・ダリさんって、
あのビョーンとしたヒゲとか、
美術の教科書にもあるぐにゃ〜〜んとした時計の絵のおじさま。

 

奇抜を好む人なのかなあというイメージで行ったら、
これがこれが、
めっちゃくちゃ勉強熱心な芸術家なんだなと印象がガラリ。

 

だって、印象派っぽい絵や、キュビズムっぽい絵や、

水彩、鉛筆画、宝飾に、彫刻のパロディ、
なんかいろいろ、ひととおり経たのかしらと思うラインナップ。
数学や、量子力学なんかも、お勉強していらした様子。


そうね。


普遍を知っているから異質になれる。
クラシックを知っているからモードになれる。

 

 

有名作はシュルレアリスムだけど、
エロティックで残酷、というのをどの絵にも感じた。

同じくシュール仲間のマグリットさんとは、

生々しさの有無というところで、すごく違いを感じる。
マグリットさんは不気味でも綺麗で、どこかファンタジック。
ダリさんは、どこにナイフ入れても血が出てきそうな、肉感がある。

 

美術館行くのって、ライブ見に行くみたい。
YouTubeで、そのアーティストの生の良さが伝わりきらないみたいに、
写真では伝わりきらない、
これを描いた人が確かに居たんだ。というのを、感じる。

 

今度会ったら、私が好きだと思った絵の話をするね。