葉月の新月の夜に。 | 魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫

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感じたことを言葉に変えて綴る手記。あなたのこころがあたらしく生まれる場に立ち会いたい。

近況。

 

19時50分ホームへ。
19時47分に人身事故があったらしい。


20時10分頃 20時発予定の特急がホームへ入る。...
乗車にて待つ。
21時頃出発予定とアナウンス。


待つ。
車内が混み合う。

 

21時。
警察と消防の立ち入りで遅延とアナウンス。
21時30分出発予定とアナウンス。
ただし、定刻に動くか不明と。


待つ。

 

21時30分。
警察と消防の立ち入りで遅延のため、予定を繰り下げ、
22時に出発予定とアナウンス。
ただし、定刻に動くか不明と。

 

事故の当事者はお気の毒だけれど、
周囲もそれなりに大変。


いつもダイヤ通りに発着するとは、スゴイことだと改めて思う。

 

この辺で私は諦めて、振替輸送をしている車両を目指して歩いた。
1時間半ゆっくり読書できたし、席を立つには充分待った。
夏の汗臭さにも、増していく人口密度にも辛くなってきたところだった。

 

いろんな人がいた。

遅延と知って、すぐに踵を返した人。
しばらく待って、引き返した人。
じっと待っている人。
寝ている人。
電話をかけ続けている人。
お隣の方は、スマホ2台を駆使してゲームに勤しんでおられた。

 

引き返した人の中にも、
イライラして足早に行く人。
飲食街の方向へ進む人。

 

引き返す途中に、ホームへ向かう人たちとすれ違う。
あの人たちはどう判断するかな。

判断のタイミングって、人それぞれ。
理由や事情もきっと、人それぞれ。

つられるように席を立つ人もちらほら。「きっかけ」となるタイミングもあるようだ。

 

集団心理・・奥深し。

 

人があふれるホームにも、いろいろ。
疲れた表情の人。
イライラしている人。
大事に鞄を抱えている人。
イヤフォンから何かを聞きながら、待つ人。

快速のホームがとても混んでいたので、普通に乗って、ゆっくり帰った。


いつも利用しているところよりも遠い遠い最寄駅では

、降りてすぐタクシーの待ち列が混み合っていて、ずらり人の列。
タクシー乗る気だったけど、その気がポキっと折れる音が聞こえる。

 

いつもは乗らない路線のバスにドキドキしながら乗った。

(なんと最終便だった!激セーフ!助かりました)
見慣れないルートに、本当に目的地に着くのかひやひや。
乗ったことのないバスって、
なんだか物語性がある。
どこへ向かうのか。

 

不安の末、バスが最寄駅に着いた頃に、車窓から、
(おそらく)乗る予定だった車両が走っているのが見えた。

もしかしたら、あのまま乗っていても、到着時刻は同じだったのかもしれない。

 

今日たくさんのタクシーがいつもより往復し、

幾つかの店舗は飲食する人で混み合い、

多分にストレスからコンビニなどではアルコールや甘味のものがいつもよりよく売れたのだろうと思う。

 

 

さて、私は、
予定から失われた2時間ちょっとで、
何を得て、何を失ったのだろう。