今日のおとも♪
稲垣えみ子 著『魂の退社』
仕事って?会社って?生きるって?と考えはじめた元朝日新聞編集委員の手記。
本の帯の言葉は、
「50歳、夫なし、子なし、そして無職・・・しかし、私は今、希望でいっぱいである」
会社に依存している社会のあり方や、
成果主義で他者評価によって心がすり減る経験、
今の社会のお金という存在、
実際に会社を辞めてみて知ったこと、
お金のためではない仕事のあり方、
「ない」豊かさ
など
稲垣さんが、実際に体験し感じたことばかりが綴られています。
「ある」豊かさ を前提に消費社会を実感する日々を過ごしているから、
この本に書いてあることを、
本当だと感じられる人と、
そんなのキレイゴトだと感じる人に
ぱっきり分かれてしまうような
日本の現代を感じる。
私はこのかたの言っていることを
体現しているひとをたくさん知っているから、
そうよね。
と思えることがたくさんあった。
隣人に微笑みかけられる心で
それぞれがそれぞれの豊かさを生きられるといいなと思う。
その一歩目は、(本当は)欲しくないものを欲しがらないことかもしれない。
ありがとう![]()
