今日のおとも♪
大好きな、おなじみ内田先生の本と
ネットニュース編集者の中川さんの本。
『内田樹の生存戦略』内田樹 自由国民社.
『好きなように生きる下準備』中川淳一郎 ベスト新書
読了。
内田先生の本は、人生相談に答える形の構成ですが、
後半になるほど、政治の相談が多く、
いつもの、思考がスコンと気持ちよく抜ける感じが少し減った感じ。
前半のお悩み相談は、いのりのことや、身体活用のことなど、
身近に感じられる話題で好きだと思った^ ^
どの書籍でも少しずつ見たことのある持論が展開されていて、
何回読んでも「うんうん」と思うものって、本当にこの先生の主張の仕方が、思考の伸ばし方が好きなんだなあと思う。
それは、話し手も、聞き手も。
そういう関係性を結べる書き手は、代替え不可の冠を戴いているようだ。
唯一性、独自性が、やっぱり好き。
あとがきの挨拶に、「はいほう。」と、おどけてみるところも素敵だわ。
中川さんの本では、
トレードオフの考え方が色濃く出ていて、やりたいことをやるために、
どういう方向性でいつまでに何を頑張っておくか、
なにをあきらめる(手放す)かを、相談者と対話形式で展開。
私はこのためにこうしてきた。という経験談が詳細に語られる。
なにかを選ぶ方となにかを選ばなかった方は、同時に体験できないし、正解はない。
ただただ自分が納得できるように向き合うしかない。
他人まかせだったり、~してもらう、ばかりでは、幸せ感は少ないよ。という人生訓が根底にある。
なかなかゆるく、本音を出している感じがして、気が楽になる論調。
人生相談の本の出版が増える時期ってある。
きっと曖昧な不安が満ちているのだろう。
自分以外の人にマルをもらいたかったり、
なにか明確な答えが欲しかったり、「最低限のセーフライン」を知りたい、と、いう気持ちか。
それにしても、文面で悩みに答えるってセンスが必要。
時にはユーモアも。
正論だけでは響かない。
最相葉月さんの相談対応もすき。
読売新聞の人生案内のコラムも、
なかなか気になる存在。
今日は人生相談と縁のある本の旅でした^ ^
おもしろかった。