高齢者の方で、転倒した際に骨折してしまうケースは多くの場合女性であり、退院後に往診を依頼される事があります。

女性はホルモンの影響で
閉経後は特に骨密度が低下すると言われています。

骨折した箇所が
シッカリとくっついたら
筋肉と骨が癒着しないように
運動したり、ストレッチしたりする事を
オススメしておりますが、
歩行や生活動作に不自由があったり、
自力での運動が難しい場合がありますので
状況に応じてリハビリ指導もしていきます。

まず重要なのは、家庭内の環境作りです。

ご家庭により様々な事情がありますが、
店頭の危険性がある場所に手すり等を設置したり
布団を敷いて寝ていた方は
寝起きがしやすいようベッドを設置したり
再び転倒してしまわないよう工夫する必要があります。

私たちがすべき事は退院し家に戻られた後、
家の中に引きこもってしまい、
寝たきりな生活になってしまわないようにする事です。

一度転倒して骨折してしまった恐怖と
入院生活で離れていた日常の疲労などで
どうしても運動や外出する事に抵抗感が生まれます。

安全に動けるよう支援し、生活やリハビリ等による疲労を取り除き
外へ出る事に不安を感じている患者の傍らで支え、
勇気が出せるよう背中を押してあげる事が
私たちの役目だと思っております。

鍼灸・マッサージの技術に関わらず
患者の為に必要な知識と技術を身に付けていきましょう。

ヒオキゴーゴーシンキュー 日置