構音障害とは

 脳血管障害(脳梗塞や脳出血)でよく見られる、言語障害の一つです。唇や舌などの発声・発語の運動障害で、言葉を話すことはできるが、発音が不明瞭になったり声が出にくくなり、自分が伝えたいことを相手に言葉で上手く伝えられない状態をいいます。

 また、構音障害を判断する特徴として、①ろれつがまわらない②発音がおかしい③言葉が聞き取りにくいなどがあります。

 

・会話をする上での6つの接し方のポイント   

 ①Yes(はい)-No(いいえ)質問をする

答えが複雑で難しい質問をしてしまうと、構音障害の方は答えづらく、また聞き取る側も聞き取りづらくなり、お互いに苦労をしてしまいます。しかし、Yes(はい)-No(いいえ)という簡単に答えられる質問することで、何が言いたいのかを絞り込み、会話の内容を明確にします。すると、構音障害の方は答えやすくなり、聞き取る側も何を言いたいのかを推測出来やすくなり、お互いに安心感を得ることが出来ます。また、身体を使い、ジェスチャーで説明することで、より伝わりやすくなります。

 

 ②分かったふりをしない

分かったふりをすることで、会話を進めていくとお互いに違う内容の話をしてしまい、誤解を生じる恐れがあります。また、誤解ばかりの会話をすることで、構音障害の方は不信に感じ信頼して頂けなくなってしまいます。故に、ある程度の「うなずき」は必要ですが、なるべく会話の中から単語(キーワード)を聞き取り、何を話しているのかを把握する必要があります。

 

 ③短い言葉で、ゆっくり話しかける・話してもらう

短い言葉で、ゆっくり話しかけることで、構音障害の方は聞き取りやすく、又理解しやすくなります。そして、理解したことを落ち着いてゆっくりと話して頂くことで、聞き取る側も聞き取りやすくなります。この言葉のキャッチボールを続けていくことで、信頼関係を築くことが出来る為、構音障害の方に安心感を与えることが出来ます。

 

 ④言葉が出ない時は、せかさないで少し待つ

構音障害の方は、言葉を出すのに少し時間がかかってしまう為、焦らずに聞き取る側は待ちましょう。構音障害の方は、聞き取る側に必死に伝えようとしている為、せかすことで不信感を与えてしまいます。ただし、待ち過ぎはかえってストレスとなりえます。適当な間合いで、「~のことですか?」などと助け船を出すようにしましょう。

 

 ⑤言い間違いを、とがめたり、笑ったり、何度も言い直しをさせない

構音障害の方は、聞き取る側に必死に伝えようとしている為、見下すようなことは決してしてはいけません。とがめたり、笑ったりすることで、嫌な思いをします。また、何度も言い直しをさせることは、伝わっていないことを明確にしている為、不信感を与えてしまいます。構音障害の方が、話しやすい環境を作ることが大切です。

 

 ⑥会話をする時は、笑顔

聞き取る側は、聞き取ることに必死になってしまうと、構音障害の方も身構えてしまい、上手く伝えられません。お互いに緊張した状態になってしまう為、聞き取る側は笑顔で接し、話しやすい環境を作るようにしましょう

 

 

 

はざま治療院 村越