令和５年度各務原市一般会計補正予算

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館企画棟整備事業について質疑。

現在の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館、空宙博は、2018年３月に約49億円をかけ、1.7倍の大きさに全面リニューアルをしています。リニューアルオープン後の来館者数は100万人を超えて、多くの来場者がいたわけですけれども、新型コロナウイルス感染拡大により、近年は入場者数が減少をしています。

早期にコロナ禍前の来館者数への回帰を果たす目的として、魅力的な展示が多くの人を引き寄せるということですが、現在の空宙博は３月にＦ－４ファントムをはじめ展示機の増加によって企画展のスペースが不足するという課題が発生し、その課題を解消するため、令和６年度中の完成を目指した新たな企画棟の建設工事が進められています。１億3295万4000円を１億8074万9000円に、約4800万円を増額する変更についてですが、増額の理由としては、建築資材・人件費の高騰、建設予定地に埋まっている産廃の除去費用や地盤くいの工事とのことです。

古川質疑１点目

産廃除去費用や地盤くい工事などの追加工事について、当初から予測ができなかった理由とその金額についてどのように聞いているのかをお尋ねいたします。

産業活力部長答弁

御指摘の工事内容の追加、変更につきましては、令和５年５月に岐阜県が実施いたしました産業廃棄物調査業務と地盤調査の結果を受けて行うものでございます。

金額につきましては、産廃除去費などを含んだ工事費の増額、特殊基礎工法の変更に伴う増額などに対する市の負担分として、総額になりますが4779万5000円の増額で計上しておるところでございます。

なお、これらの費用には、産業廃棄物の運搬や処分に要する経費のほか、くい工事の工法変更に伴い、大型の掘削機が必要となるため、その機械の組立てや解体費なども含まれており、これらが増額の主な内容となっております。以上でございます。

古川再質疑

令和５年の県の調査の結果を受けてということですが、一応この増額に当たる費用の算出として、産廃除去費用とかが幾らなのか。どういう積算の根拠なのか。

この辺り、砂利採取とかをしていた場所なので、その採取していた地区の資料が以前あったということも伺っておりますので、そういった資料を事前に見たりとか調べたりするという方法はなかったのか。

産業活力部長答弁

具体的な費用の内訳ということでございますが、積算を担当しています岐阜県からは、入札前であるため工事費の内訳を類推する情報は、基本的にはこの中では出さないということでございますので、そのため具体的な内訳の金額は、今は答弁を控えたところでございます。

なお、例えばその積算の費用の中には、掘削土のすき取りであるとか分別費用、あるいは産業廃棄物の積込み運搬処分などが、一般的に世の中に出ております建築工事市場単価などを用いて積算積立てをしておるというようなことは、我々も当然確認をしておるところでございます。

　それから、事前に調べたりしなかったのかということでございます。リニューアル工事を数年前に実施しておりますが、産廃の混入、このリニューアル工事をするときにも隣接地を調べて含まれていることというのが分かっておりますので、今回の建設予定地、当然その隣接地でございますので産廃の混入の可能性があることは予想しておりました。そのために、適切な今後建設工事を行うためにも、最終予定地を決定する前にこのような産廃調査、あるいは地盤調査をして、必要な工事施工内容をしっかりと掲示をして建物の建設工事をするという手続となっております。以上でございます。

古川再質疑

　リニューアルのときに大体分かっていて予想はしていたというところで、そのために事前に調査をすることですが、その調査の結果によって、埋まっているところが場合によっては変更する、場所が変わるとか、そういうこともあるんですか。

産業活力部長答弁

例えば、ここで建物を建てるのに耐えられない地盤ということになれば、それはそれでまた考えることになると思いますが、今回は地盤調査の結果、耐力があると、施工をしっかりやれば耐力ができるということが確認できていますので、今回は当初の予定地どおり建設するという予定でございます。

　また、現在の建物との一体性というものも当然必要となりますので、その辺り考慮しまして、最適な場所というふうに今の場所を決定しております。以上です。

古川

産廃の有無で場所が変わるとか、そういうことはないということ。

２０２３年９月議会 本会議質疑 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館企画棟整備事業

２０２３年９月議会　本会議質疑　岐阜かかみがはら航空宇宙博物館企画棟整備事業