同じネタで投稿する

他の投稿ネタを確認する

 

雪とか降って 寒くってブルー  オススメの防寒具は 100均のレインコートね あれを着て 洋服着てると


家で暖房つけなくってもアンマリ寒くないね でも ガサガサ ツルツルして 着心地が悪いから 長続きしない 


それでもくるくる🌀2月の電気代が3千円って 凄くない? お国の補助(電気・ガス価格激変緩和対策 長いのねー)


が出てるから?普段使いは厳しいけど 非常用品に入れておくと役に立ちそう 寒くないって心身に重要ね



三十四


A子は 医者から「お前はもう、死んでいる」と、言われ 家に帰され、横になったが、絶望と不安から寝られはしないと考えていたけれど、ドロのように寝てしまった。


そして今朝になって、布団の中で伸びをすると、よく寝たー、スッキリしたー、と清々しい気持ちで起きられたので、昨日の出来事がキツネにつままれたようだった。


一連の事件は夢だったかも? と、思ったが、元気になれば金は必要になる。美味しいものも食べたいし、温泉にも行きたいし、引っ越しもしたい。


当せん金は贅沢をするのには丁度いい金額だ。どうせ、額に汗して稼いだ金ではないのだから、楽しく使ってしまおうと考え、ツチノコお守りを探す。


何処にもない!彼女は半狂乱になって、昨日の足取りを辿り、病院にまで行ったが、恐ろしがられて、いぼ地蔵のように塩を浴びせられた。



私はお相撲さんでもありませんよーと、アッカンベーして、帰る途中に交番にもよってみたが、当たりくじを無くした話は真剣に聞いてはもらえなかった。



A子ちゃん 作画AIジェミニ


A子ちゃんはガッカリして帰り、ショックから立ち直れず、ボンヤリと日々を送っている内に日常のペースが戻り


アクシデントも減り、健康も取り戻すと、宝くじはツチノコお守りが、命と引き換えに持っていったんだと思うようになってきた。


あーあー、私の命の値段は555万円かと思うとおかしくもあった。宝くじを買った日の興奮がよみがえり、


もう一度だけ!とも思ったけれど、縁はないと諦め、彼女はもらったボーナスで気になっていた洋品店の株を買った。


今は着ていると笑われるその洋品店の服だったが、彼女には街で多くの人々がその服を着て笑顔で歩いている未来が見えた。


そして、その株は見る見る値上がりし、彼女をお金もちにしたけれど、彼女は株を売ることも、贅沢な暮らしをする事もなかった。


なぜなら、また、奇病に掛かった時にそのお金がどんな形で必要になるか分からなかったから。


それに、自分に必要がないならば必要な人に届けたいとも感じるようになった。彼女は、棚ぼたな幸せに戸惑いを隠せない。


自分にはもったいないような幸せが、どこか不釣り合いだと感じていた。自分の幸運を誰かに分け与えたいと思ったのは、弱気な気持ちの表れなのかもしれない。


彼女は、貧乏神を知らない。貧乏神は砂塵となって神界に戻った。そこで、長年の功績と、人を助けたいと願う心根が神統括センター長に認められ、


準福の神として、彼女の生涯に連れ添い、見えないところで、彼女を助け続けていた。


神はいる。だから泣かないで。神は見ている。だからご用心。

文責 くるくる🌀