クッチはこの村に来てから悪寒が止まらない!なにか悪い病気に罹っているかも、あー最後にオカンとお燗が飲みたかったと思ったら、ぶっ倒れそうになった。
屁ーコックは便トレーの言葉に目がメガ❤「エー、便トレーさーん、すべて水に流して、私と危ナイト!
もう、もう、夢見たい!そうねそうね、こんなに素晴らしい日には皆んながハッピーピーにならなくっちゃダメね」そう言って屁ーコックは巾着をクッチに渡した。
クッチは巾着の紐を解き、中を覗き込んだ。中には、薄いシート状の雲母のような鉱物がぎっしり詰まっていた。鉱物は太陽の光を受けて、虹のように輝いている。
クッチは「屁ーコックさん、ありがとうございます。こんなにたくさんいただいて良いんですか?まるで虹のような輝きで、本当に美しいですね」と感嘆の言葉を漏らした。
屁ーコックは「これはね、お顔に塗るとシミやくすみをカバーして年齢を若返えられるだけでなく、
物体の強度を高める効果もあるのよ。硬さって大切よね」と意味深な笑みを浮かべ、便トレーの腕に体をぴったりとくっつけた。
二人は屁と共に去りぬ。クッチはいつまでも手を振り続け、消えた二人を見送った。こうしてアブナイトを手に入れたクッチは、バーの待つ家へと帰路についた。
バーの眠るベッドサイドに駆け寄り、クッチは声を弾ませた。「バー、バー!ついにアブナイトを手に入れたよ!」
巾着を取り出し、バーに差し伸べるクッチの手に、バーはそっと触れた。少し痩せたように見えたバーの頬を、喜びの涙が伝う。