キュレルムはイルマンの足をマッサージしながら「イヤーン、本当に感動しちゃいましたよ！あなたの歌や踊り、すごく楽しかった。みんなも喜んでいましたし、最後のもっこりで、もう、全員が悩殺されて、あなたにムチュールなんですよ～！」と、まだ興奮冷めやらぬ様子で言いました。
イルマンは楽しそうに笑いながら「まさか、僕の色気が人気を呼ぶってことウパ？自然と色気汁がにじみ出ちゃうから、人気者って辛い、イヒヒ……」と笑いましたが、
イルマンは気持ちを切り替えて、「そうは言っても人の気持ちはウツロイドだな…さて、村長のことなんだけれど、村長が倍売ーるーを庇って、偽スリープにも居場所を教えなかったのは、金銭的な援助を受けていたからウパか？」
最後は真面目な表情で尋ねました。
キュレルムは困タナの表情を浮かべながら「村長さんは、本当に倍売ーるーの居場所を知らなかったのかもしれません。
彼が知らないと言ったのは、まさにその通りです。個人的な利益を得るためにそんなことをするような人ではありません。」
そして、周りを気にしながら小声で、「実は、村長さんが火あぶりになったという話は、違うと聞いています。
ホテルには様々なお客様がお越しになります。中には偽スリープの方もいらっしゃって、その方から聞いた話によると、
村長さんは死ンデレラ城から姿を消し、城外で亡くなったのが真相のようです」と言いました。
続く
