屋根の上に五月人形!
この写真は昨日、迎賓館赤坂離宮で撮影しました。
全体はこんな感じで建物が湾曲してる。兜の他に両側に中国の伝説の鳥(鸞・ラン)……火の鳥的なのもいる。
建物内は遊心亭に引き続き、こちらも撮影禁止。庭も含めて、迎賓館赤坂離宮で食べ物を食べるのも禁止で、内部は見どころだらけだから、好きな人は一日がかりになるかも。
腹ごしらえはシッカリしてお出かけしたほうが良い感じ。入り口を入るときは空港の検査と同じチェックを受けるので、駄目な物(ライターや刃物)は預けて行く。入り口は狭い。JRの四ツ谷駅から真っ直ぐなので道には迷わない。
室内には大きい部屋が四部屋あって、それぞれに趣向が凝らしてある。大理石の柱は16本。そのうちの二本は人工大理石。
大理石はノルウェー産だそうで、サーモンだけの関係ではないと知る(笑)人工大理石は明治の時代には画期的な最先端技術の品で、本物よりも高かったらしい。
しかし、見物客が一発で、これ、偽物と、言う人もいると、案内係の人が言っていた。建物内は案内人が大勢いるので、聞きたいことはすぐ聞ける!
建物内は白と金箔、巨大なシャンデリアで、構成されていて、公式晩餐会が催される「花鳥の間」はくるくるのお気に入り。
この部屋だけは白壁ではなく、「木曽産のシオジ」が壁面を覆い、七宝焼が飾ってあり、シャンデリアも、真鍮が使われている。(他の部屋のシャンデリアはガラス)落ち着く。
朝日の間には小磯良平さんの絵が飾ってあり、ジーパンの男。絵は2枚あって、どちらもベルサイユ宮殿みたいなこちらとは違和感満載!
と、言っていたら、この絵は戦後飾られ、そのとき、敗戦国だったのでアメリカに気を使ってこうなったらしい………。
思わず、もう、戦後ではないので掛け替えてよ!と、言って笑われる。くるくる様は何様のつもりか?
この建物は天井が7〜9メートルあり、廊下なども広々としていて、歩いていると自然と背が伸びる。
そうしていると、貴族が憑依したようになっちゃって、大先生の絵にイチャモンをつける(笑)
工芸品も多く飾られていたけど、欲しかったのは、晩餐会用に造られたノリタケと、楠部彌弌さんの茶碗。
楠部彌弌さんの茶碗は一千万円するそう。アッ、多分、聞かれることが多いようで、案内係さんたちは、聞いてないのに値段を発表!してくれます。(笑)
アンティーク好きにはたまらん場所だと思うし、予約制でゴミゴミもしていなくって、ここはオススメ!
東京観光を考えている人は要チェック!と、思いながらのお別れです。皆さまサヨウナラまた明日。
※
2009年12月8日、国宝指定。明治以降の文化財としては初の国宝。行くべし!見るべし!後悔させません。