イルマンは怯まず「あの日、死んでれら城に行ったのはあなただけなんですよ、あなた、村人たちに、村長が火あぶりになったと言ったんです。でも、それは事実か疑アルなんです!」

彼は「村長の死体はきれいじゃないですか ?火あぶりだったら焼け焦げてもっとヒードランだから、見られたモノじゃないハズ!」とイルマンに加勢して言いました。


ギモーんはまた、のんきな調子になって「あー、本当だ! そう言われればその通り」と同調しました。

イルマンはギモーんの態度に疑問を感じつつも「ねぇ、ギモーんさん、あなたは、火あぶりを見てもいないで、何故、村長が火あぶりになったと断言したんですか」

ギモーんは目をパチクリさせて「だって、そんな夢を見たんです。リアルでした。脳に直接焼き付いていますよ、

それに偽リープに雇われた傭兵の男が村長は火あぶりになったと言いましたから、正夢と思いました」

彼は畳み掛けるように「じゃあ、村長は火あぶりに遭ってない?」

イルマンは彼を制して「ギモーんさん、間違っていたらゴメンナサイ、あなたはもしかするとナルコレプシーですか?」

ギモーんは頭を掻きながら「エヘッ、分かります? なんだかいつも夢ウツツ、でも今はネイティないです」と答えた。



続く。