銅ー田くんは、そうだ! という顔をして、
「僕はこの遺跡のヌシと言われていますけど、もう一人、古くから埋もれているヤツがいましたよ。

彼女の名は、銅ーミラーレスというのでハーフでしょうな、どこの次元のものかは知れません。まぁ、立ち話もなんですから、遺跡にご案内します」と誘いながらあるき出しました。


遺跡へと足を進めると、そこは静寂に包まれた神秘的な場所でした。古代の石造りの建物が広がり、その壁には紋章や文字が刻まれていました。

彼はイルマンに「遺跡って、竪穴建物跡や掘立柱建物跡とかを想像してたら、クエスパトラが現れそうな場所だね。


銅鐸って、エジプトから伝わったの?」と尋ねました。

「さあ、中国からとしか聞いたことないけど、銅は抗菌作用があるから、昔から便利に使われたんじゃないかウパー」

「えッ、銅って抗菌作用があるの?」と驚いた彼は問いかけました。

「そうだよ。例えば、台所の排水溝に10円玉を何枚か入れておくと、ヌメラなくなるし、池に銅を入れておくとボウフラが湧かないんだ。ただし、コイは銅に弱いから注意が必要ウパー」


「すごい情報だよ! ポケモン対戦でさ、コイキングはドータクンに負けるね!」と彼は、興奮して言いました。



「それを、凄いと思っているの君だけだよ。コイキングがドータクンに負けるのは、ポケモンをやらない人でも知っている可能性が高い!」

イルマンはそう言ってお手上げのポーズをしました。

続く。