私は今、断腸の思いでメガネスーパーの10パーセント引き券を引き裂いた。それが送られてきた3か月前より、煩悶し、自答し、眠れない夜を過ごした結果の決断であった。そもそも人は普通、何年くらい眼鏡を掛けているのでしょ。私は15千円だなと算段して、2万円くらいの眼鏡(すべて込々で)を買うのだけれど、そこまで持たせた試しがない。転んで落として踏んづける。タオルでレンズを拭いて傷だらけ。のようなことの繰り返しで、23年で眼鏡をだめにする。国民皆保険は世界一のシステムと日本人のみ自画自賛しているのを見かけるけど、私には不公平に思える。だって、眼鏡を掛けないと日常生活が滞るほどの病人が使用する品物なのに眼鏡は保険の対象じゃない(あるかもしれないけど知らない)。本当に優しい繋がりのある社会ならば、「私は我儘言わない、デザインとか気にしないから眼鏡、買ってくれよ~」と思う。それも冷笑の対象にしかならないなら、せめて、補助くらいしてくれてもと思うほどに、とにかく私には高級品なのだ。はっきり言って万の単位の買い物になるとそれがいくらなのか雲を掴むような話で、いくらなのか分からない。犯罪者にならないのは、自分のポケットには500円くらいしか入っていない事実は知っているからだけだ。(続く。この、続きシステム、どうなのでしょうね?私は分割したくないのですが、長い文章を読むのって大変かなと思って。読みやすくを一番に考えていますのでどんどんご意見お願いいたします。)