今回は文章力を鍛える本のご紹介です。

 

コミックナタリー初代編集長
唐木 元(著)

「新しい文章力の教室」 

 

 

 

お恥ずかしながら、いまだに文章を書くのが苦手な私です笑い泣き

しかし「新しい文章力の教室」との出会いによって、文章を書く思考、手順が大きく変わりそうです。

私のように文章を書くのが苦手な方には、ぜひ読んでほしい一冊です。

 

「新しい文章力の教室」 を読んで、私がもっとも参考になったところは、大きく2つ!

 

① 書く前に準備する

② 読み返して直す

 

なるほどと納得することが多く、自分の欠点があらわにされます。

文章力を向上させるにはどうしたらいいか?

とても勉強になる一冊です。

 

 

 書く前に準備する

 

私は「アメブロ」や「ホームページ」で、文章を書くことが多々あります。

文章は自己流で、文章の書き方は習ったこがありません。

 

ですのでブログを書くときは、直接頭に浮かんだことをパソコンにそのまま打ち込むだけです。

自分の書きたいように書いてました。

 

ただ、この本との出会いによって、はじめて自分の文章の欠点に気づくことになります。

 

そんなことじゃダメじゃんガーンって

 

 

  良い文章とは

 

この「新しい文章力の教室」で記されている、良い文章とは?

 

完読される文章、

完食されるラーメン

 

このように見出しが書かれてます。

何となくわかるでしょうか?

 

つまり文章の頭から終わりまで完読されるのが良い文章ということです。

 

著者は文章をラーメンとして分かりやすく説明しています。

 

美味しいラーメンって、最後のスープ一滴まで飲み干すほど残さず食べますよね

逆に美味しくないラーメンは、しっかり食べ残します。

 

これを文章に変換すると、下記のようになります。

  • 美味しいラーメン = 完読される文章
  • 美味しくないラーメン = 文章の途中で離脱

この本は「完読される文章」を作るレシピです。

 

 

  主眼と骨子

 

著者は主眼と骨子について

 

「書き始める前に、主眼と骨子を立てることだ」

 

と書いてあります。

ここでいう主眼と骨子の意味とは

 

主眼 = テーマ、目的地

骨子 = 経路

 

主眼とは

その文章で何を言うのか、何を言うための文章なのかという目的

この目的がないと、行き当たりばったりの文章になってしまいます。

しっかりとテーマを決めて、それに向かって文章を書いていく。

テーマを決めることにより、ぶれずにそのテーマに沿った文章が仕上がります。

 

骨子とは

主眼が目的地なら、骨子は経路と言ってもいいかもしれません。

  • 何を
  • どれから
  • どれくらい
つまりこうです。
  • 何を話すか
  • どれから話すか
  • どのくらい話すか

 

この3つを合わせて「骨子」と呼んでます。

どれも欠けては、いい文章は書けません。

 

書く前に、しっかりと骨子を決めてく必要があります。

 

 

  文章は「プラモデル」

 

文章をプラモデルに例えると分かりやすいです。

 

ここではプラモデルを作るのに必要な「絵箱」「パーツ」「取説」の3つに分けて説明されてます。

 

箱絵 → 主眼「どんなことを伝える文章なのか」

パーツ → 要素「何を言うか」をトピック化して並べる

取説 → 順番「どこから」「どこを重点に」組み立ててくかを決める

 

これは目から鱗、なるほどです。

文章を細かい部品に分けて、それを組み立てる。

これによって目的に沿った順番で文章を書いていくことができるようになります。

 

私がもっと早く知りたかった内容です。

 

 

読み返して直す 

 

文章が完成したら、読み返す

この読み返す作業を怠ってはいけません。

何回も読み返して、誤字や文章の書き方のチェックを手直しして文章に磨きをかけます。

 

ここでは読み返して気づく、ライターが一番間違いやすい例として「重複」について書いていきます。

 

 

  重複チェック

 

 

読み返しのポイントは、誤字の修正と文章改善で、なかでも最重要なのが「重複」です。

重複を意識し直すことにより、文章のバランスや誤字までも見つけることができるようになります。

 

何度も読み直しチェックすることが重要

 

ここに本で紹介されている「重複」の例文を紹介します。

 

× 私おばさん三女会社社長は有名人です。

 

〇 私のおばさんの三女が勤めている会社の社長は有名人です。

 

× マーケットがあったので、お土産を買っておきたかったので入ってみた。

 

〇 マーケットがあったので、お土産を買っておきたかった入ってみた。

 

気づきましたでしょうか?

×では同じ言葉が重複してます。

〇は修正後の文章です。

 

この重複は小学生が書いたような文章になってしまいがちです。

とても多い事例ですので、何度も読み直し、直していきましょう。

 

もちろん、読み返しのポイントは一つではありません。

ここでは紹介しきれない例文がたくさん書いてあります。

本を読んでみる価値は多いにあります。

 

まとめ 

 

この「新しい文章力の教室」の本には、77の項目、例文が書かれてます。

このブログでは、ほんの一部だけを紹介させてもらいました。

 

仮にもしあなたが、私のこのブログを最後まで読んでもらえたなら、

完読される文章、

完食されるラーメン

に少しでも近づけたのかな?と思います。

 

私はブログの他にホームページを複数もってます。

この本に書かれている文章の書き方は、ブログに限らずホームページの書き方にも十二分に通用する内容となってます。

 

この本から書き方を学び、実践で文章を使ってみてくださいねウインク

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ