昨日、JOKERを観てきました。

以前からバットマンの世界観が大好きで、ダークナイトライジングをこよなく愛する俺としては、絶対に外せない映画。

とかいって、たまたまYOU TUBEで予告編を見つけただけなんですが(笑

けど、その僅か二分程度の予告編に魂を持ってかれまして。

待ちに待ってようやく観に行けたなぁと。

巷では、観た後に無口になる映画だとか、子供には見せてはならないとか言われてまして。

アメリカでは映画館の入口に警官が立って、銃の持ち込みとかをチェックしているなんて情報も入ってる。

そんなに凄いのかと期待してたのですが、期待以上でした。

とんでもない映画です。

観る前は、一人の人間が、如何にして壊れていく映画だというふうに思ってたのですが、全く違った。

JOKERは壊れてなどいない。

自由になる方法のひとつを実践しただけだ。

勿論、その方法は社会において最もやってはならない方法なんだけど。

でもそれは、彼だけの問題なのかというと、絶対に違う。

そこまで追い込んでしまった世間にも責任はある。

怖いのは、追い込んでいるという自覚を誰一人持っていなかったという点。

相手が少しおかしい男だというだけで、暴力、拒絶、否定、嘲笑、その全てを投げつけても構わないと決めつけている世間が本当に怖い。

たった一人だけでも、彼の話を聞いて、彼を優しく抱きしめてあげていたら、踏み止まれたんじゃないだろうか。

クライマックスで、俺は心の中で応援してしまた。

やれ。やってしまえ、JOKER。やっていいんだよ。滅茶苦茶に壊してしまえばいい。

なんてね。

あと何回か観に行くかもしれない。その度、応援してしまうだろうし、何なら口に出してしまうかもしれない。

危ない危ない(笑

 

演出も良かった。

JOKERの笑い声がシーンごとに細かく違う。

タバコ以外、口にしない。

所々に挟み込まれるダンスが滑らかになっていく。

JOKERになることを決意してからの街並みが色鮮やかになっていく。

一生、胸に刻まれる映画でした。

 

観に行かれる方、観てきた方、感想をお聞かせください。