生活の中のにおい。 | 貧乏なのにリッチ風

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貧乏でも心はリッチに明るく楽しく(*´∇`*)ノ
と、自分を慰めつつ暮しています。
早く借金返し終わって脱貧乏!
心も財布もリッチな暮らし♪に、なるまで綴った妄想(多少あり)日記です(*´∇`*)

生活のにおい。


生活の、と言うより 家のにおい。



普段気付かないけど


違うにおいがすると 不思議に感じる。


最近、義父の洗濯物をしている。


義父は去年倒れてから今は要介護施設にいるの。


施設に洗濯物を頼むと料金がかかるので


少しでも節約できるものは節約しよう、という事で


洗濯物は家族でする、という事になった。


介護の世話をする訳でなく


洗濯物なら特に負担だと感じないし。


汚れがひどいものは外の水道ですすいで洗ってからにしてるし。


あとは洗濯機が洗ってくれる。


私は週に一度お見舞いに行く程度で


特に何かをしている訳でも できている訳でもない。



でも なんかね、、、


家の中に ちがう におい が入ってきた、


そんな なんとも言えない違和感。


不思議と どんなにキレイに洗っても


強力な洗剤を使っても 柔軟剤を使っても


その人独特の におい は残ってしまう。


それが嫌いとか苦手とかそんなんじゃなくて


「あ。うちに誰かちがう人が居る」そんな不思議。



その「家が今までとちょっと違うにおいのする違和感」は


以前にも感じた事があった。


20年以上前の事だけど。


それは 父が亡くなった時 だった。


葬儀が終わって なんとなく生活が落ち着いたときに


家の玄関を開けると 今まで暮していた家と違うにおい。


線香のにおいがした時。


それまで家には仏壇がなかったので


家で線香のにおいがする事はなかった。


でも 父が亡くなって 仏壇が設置されて。


線香を炊くようになった。


同じ家 同じ玄関 同じ間取り。


でも 玄関を入った瞬間、線香のにおいがする。


その線香のにおいで 「あ。父はいないんだ。」と毎日感じた。



今は 


洗濯物を干しているときの においの違和感で


「あ。義父は施設にいるんだ。」 と 実感するというか。



普段何気なく暮していて


自分の周りって無臭ではなくて


さまざまな におい で包まれているんだなぁ、、、。。。





毎日なにもなくてつまらないかもしれない普段の暮らしを


当たり前を思うのでなく


ちょっとした 無いありがたさ 


と 


ちょっとした 在るありがたさ 


を 感じられるように 


ちゃんと生きていかなくちゃな、、と 


何となく思ったり。