今日は、私のバースデーイベントで横浜だから、少しお洒落をして行こう。
選んだのは、ヒールの高いブーツ。
「結構、歩くからね。」と友人は言ってたけど、足腰の強い昭和真ん中の女は大丈夫!!
だが、横浜の石畳は手強くて、 15分歩くと足がガンガンしてきた。 ( これが心が折れた理由の一つ。)
次は1番楽しみにしてた、京浜地帯の夜景クルーズ。 ワクワク![]()
15日の夜は強風ですっごく寒くて、デッキに出てコンビナートの夜景を見るのも5分と居られない程だったが、1時間半のクルーズを、私は一人で楽しんでいた。
次は、レストランへGO
だけど、赤煉瓦倉庫を歩きだした途端、足の痛みが襲ってきた。
あれ? そういえば、主人は?
彼はさっさと、先を振り返る事も無く歩いている。
ポツンと一人、夜、石畳みを歩く・・・何とも言えない寂しさが襲ってきた。
「寄り添ってくれない人。」(心折れた理由2)
寒くて足、痛くて貴方の歩く速さについていけないよ~。(心折れた理由3)
そういえば、船の中でも彼は1度しかデッキに出てこなかったなぁ・・・・
「ノリの悪い奴!!」(心折れた理由4)
その後も彼は、私に目を合わせる事もなく翌日を迎えたのでした。
私の叫び、「もっと、大事にしてよ。 もっと、気にかけてよ。 寂しいのは嫌!!」
家に帰っても、ブラックな怒りのパーツを握りしめて、これも、私の影だと味わってみる。
今迄の私と違うのはここだと思う。 (shigekoさんちで教えてもらった)
ここから、一人で内観してみた。
「可哀そうな私。」
「ほんと?」
「 うん、優しくない男と結婚したから寂しい・・・・」
「彼は? 何故、楽しめてなかったの?」
「前日、風邪ひいた~。とか言ってたけど、大した風邪じゃなさそうだったし。
それが、原因では無いと思う。 やっぱ、 冷たい奴なんだよ。」
「ひなこは彼に大丈夫?って声掛けてあげたの?」
「・・・・・かけてない。」
「むしろ、せっかくのイベントに水差すなよぐらい、思ってたんじゃないの?」
「そこまで、冷たい女じゃないもん。」
「いいや、ひなこも冷たいかもよ。 彼は、昨日、体調を戻そうとしてユンケルと風薬、買ってのんでたの知ってるよね?」
「・・・・・」
「デッキに出なかったのも寒気がしたのかも知れないし。
速足で歩いたのも強い浜風が辛かったのかもしれないよ?」
「冷たいのは、ひなこ。 可哀そうな旦那さん、体調悪くても声すらかけて貰えないなんて・・・・
他の女性と結婚した方が幸せだったかも~」
私に、意地悪な事を言う声は、ここで消えた。
「彼の方が可哀そう・・・・・?」
「かもしれない・・・・・」
だったとしたら、誤るのは私の方だ。
「ごめんなさい。」
暖かさと冷たさのパズルのパーツがピタリと合った。
彼は私を見せてくれていた。
shigekoさん、ありがとう。 少し成長したかも。