バレンタインデー | 心地よい風   pleasant breeze

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そんな人になりたくて・・・・



明日はVD(バレンタインデー)。音譜


私の始めてのチョコ渡しは、中学1年の校舎の裏。



相手は、中3で生徒会長で、頭脳明晰、テニス部のキャプテンで運動会の我が白組の応援団長で、学ランがめちゃくちゃ似合う硬派な先輩・・・・・



どんだけ、上の人に恋焦がれたかが、今、書いてて判った。 遅い 



毎日、ハートだらけの生活。  息も絶え絶え…恋って苦しい。



すれ違う度にキャ~ドキドキ わざとハンカチ落として拾ってもらったりと12歳の乙女は頑張った。音譜



いよいよ、決戦のVD当日。    友達二人がS先輩を呼び出してくれた。



放課後の校舎の裏庭。




二人きり(友達は気をきかして、隠れてる)  ドキドキ・・・・





「前から、ずーっと好きでした。  これ、私の気持ちです。   受け取ってください!!」









「受け取れません。」キッパリ!!






あぎゃーーー(@_@)  マジで惨敗。 私は、チョコをその場に投げつけ走り去る。



「ひなこー」  友達も私を追いかける。



泣いて泣いて、ペチャンコになった12歳。



可愛いくて、痛い私の大事な思い出のひとつだ。 その純情さに、笑える。




しかし今、考えると、なんて融通のきかない男なんだ。 せめて、受け取った後に返事を返してくれたっていいじゃないか!!



12歳が大金叩いたメリーチョコ。   (美味しかったと友達が言ってた)



きっと、奴は融通の利かない役人か何かに、成ってる筈・・・・(妄想)




その頃のひなこへ・・・・


「貴方は、もう恋なんてしない・・・・と言ってた10年後に大恋愛の末に結婚するんだよ。

可愛い男の子と女の子を儲けて、毎日ファイトで暮らしてるよ。

幸せだからね幸。」



PS・・・・2年後に友達から聞きました。



「もぅ、ひなこ、平気だから言うけど、あの後ね。 S先輩に言いに行ったの。

ひどいじゃ、無いですか?  


受け取るくらいいいじゃないですか!!だれかと付き合ってるんですか?」



「付きあってはいない。好きな人はいる。   それは、君のお姉さん。」



友達も言えなかった筈だ・・・・有難う、親友。



でも、その場で私は又、大泣きしたのであった。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ぅえ~ん




VDの切ない思いで話でした。  つきあって下さってありがとう(Θ_Θ)