レーザーは強いエネルギーの光線です。
そのレーザーを「どれだけ短時間で打ち込むか?」で効果が変わります。
ここがわかりにくい所ですがレーザー1発のエネルギー量を10とします。
①10の力を1秒かかって照射する。
②10の力を0.1秒で照射する。
当然②の方が勢いが強い(=効果が強い)となります。
短時間で打つほど圧が上がるイメージです。
代表的なシミ取りレーザーにQスイッチレーザーがあります。
Qスイッチはナノ秒(1億分の1秒)単位
ピコレーザーはピコ秒(1兆分の1秒)単位
ピコレーザーの方がレーザーの勢いは圧倒的に強くなります。
さらにレーザーを打つと周りに熱が発生します。
もたもた照射するほど熱が多くなります。
熱いフライパンをゆっくりさわると火傷しますが一瞬なら火傷しません。
ピコレーザーの方が熱くないのです。
そもそもQスイッチは発生する熱でメラニンを壊します。
ピコレーザーは瞬間的なパワーによる衝撃波でメラニンを粉砕します。
熱より衝撃波のほうが色素を粉々に砕けるのでシミ消しの効果は高くなります。
まとめ
ピコ秒で打つピコレーザーの方が従来式シミ取りレーザーより効果が高く副作用が少ない
当院でピコレーザーを導入した理由です。