真実はどっち? | 本を読んでも賢くなりません。

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ごく普通の読書ブログのつもりではじめたら、ごった煮のようになってしまいました。

中国共産党大会最終日、胡錦濤 前国家主席が途中退場した(させられた?)動画が世界を駆け巡りました。

その分析は大きく2つに分かれます。

 

 

胡錦濤氏の健康に問題が起きたための退席か、あるいは見せしめか・・・。

どちらも、そう思えばそうも取れるような。

思い込みは判断ミスのもとなので、どの説に固執するのも現段階では避けた方が無難ですが、いくつか見た中で矢板明夫さんの解説はなるほどと思わせる内容でした。

 

 

24日の段階では見なかった動画が出ていたので、まずこちらから。

 

 

1、の眼鏡を取り上げる場面からは既に公開されています。

2、は前には無かったと思いましたが・・・。

時間として 1、の前になります。

 

 

 

 

 

産経新聞 矢板明夫 台北支局長。

中国残留孤児2世で、15歳で日本に引き揚げて(という表現でいいのか)来られた方で、雑誌「正論」では「チャイナ監視台」の連載ページを持っています。

石平氏との共著も出している方です。

 

 

 

 

矢板氏は、胡錦濤氏が赤いファイルに手を伸ばし、習近平氏に押さえられた場面を、胡錦濤氏の見間違いと解釈していました。

ここは異論があって分かれますが、ともあれ・・・。

習近平氏による独裁体制の強化によって、台湾有事がより不透明になったことは間違いないでしょう。

 

 

周囲をイエスマンで固めて、判断を誤ったと言われるプーチン氏に続く日がやってくるのか。

台湾有事が無いと分析するチャイナウォッチャーはいましたっけ・・・。

 

 

 

 

 

今日(10月26日)産経新聞の1面及び3面に

ルトワック氏の中国への見立てが載っていました。

 

(横の本は2015年と少し前のものです

峯村健司著「十三億分の一の男」

この機会に読んでおこうかと)

 

 

 

米国の前トランプ政権、そしてバイデン政権も、半導体が中国の重大な弱点であると見て、より締め付けを厳しくする方針です。

ルトワック氏が、習氏の独裁が技術革新を阻むと言っているように、ここが正念場──。

経済は頭打ちで凋落傾向にある中国が、将来一発狙うとすれば台湾とは、誰でも思いつく話です。

 

 

 

 

▼1週間ほど前、こんな話も出ていました。

 

 

 

 

 

日本には、米国と中国を天秤にかけて様子を窺う余裕は、全くありません。

というか、チャンスが来た!のですよ。

 

 

 

 

手強い胡錦濤氏が去って、あまり頭脳明晰ではないらしい習近平氏が、イエスマンを侍らせることでより、正しい情報がトップに行かなくなる──。

軍事的な暴発という怖い面もあり得るものの、逆に考えると大きな隙が出来ます。

これがチャンスでなくて、何なの日本。

 

 

 

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