竹内まりやのプラスティック・ラブは結婚、出産後の1984年に発表されたアルバム「 Variety」の中の1曲。
Varietyに収められた曲は、後に竹内まりやの代表曲と呼ばれる曲が連なっている。
竹内まりやはアイドルのヒットメーカーとしても名を馳せるのである。
岡田有希子のデビューアルバムに提供した4曲は全て傑作。
当時の竹内まりやの才能の爆発は驚異的である。
しかし今、その音楽活動を見渡してみると、やはり1984年が才能のピークだったような気がする。
とても1984年の作品とは思えない普遍性がある。
当然、竹内まりやの曲や歌唱にも同じ事がいえる。
プラスティック・ラブの歌詞は、その後に訪れるバブル期の女性像を先取りしている。
思えば山下達郎が尖っていた時代である。
しかし今ではそれが左程気にならない。
やはり山下達郎の音楽にも普遍性があるのであろう。
プラスティックラブの魅力は山下達郎のバンドの演奏によるところも大きい。
これが実に素晴らしいのである。
米国ですら顧みられなくなったアメリカンミュージック。
それをアジアの片隅の日本で大切に育んだシティ・ポップ。
再評価されて当然なのかもしれない。
プラスティック・ラブ / 竹内まりや
プラスティック・ラブ / 山下達郎
プラスティック・ラブ / 山下達郎&竹内まりや