選挙まであと3日。
12/11放送の「報道ステーション」で、
都知事候補全員のインタビューを交えた政策の比較をやっていた。
それを見て思ったこと。
いわばメインの4候補(猪瀬氏、宇都宮氏、松沢氏、笹川氏)のうち、
松沢氏がまず「これ実現したらすごいですよ」と目をキラキラさせて言ったのは「江戸城天守閣再現」。
これにはビックリ。
笹川氏は「私は国会に友達がたくさんいますから(笑)法改正は難しいともなんとも思ってない(笑)。」
これまたビックリ。
猪瀬氏は、決断力とか突破力とか強調して一見「俺はやれる」感がある。
けれど、自信満々に言う「副都知事としてできた事」、それはべつに誰が副都知事でもできたことなんじゃない?とふと思う。
いま大事なのは「都知事になった時に俺がやれる(やる)こと」。
しかし、新東京銀行は「今はリハビリ中で、いい提携先が見つかればなんとかなるでしょう」。
エネルギー政策(電力事業全般)については、反原発・脱原発を叫ぶ市井の人たちに「言うだけは自己満足だ」と上から目線でダメだしはしても、
自分がどうするつもりなのかは具体的に言わない。
猪瀬氏は最後まで「私が都知事になったらこうします」とは言わなかった。
副都知事という実務にあたっているのに、まるで評論家のようだ。
宇都宮氏は、新東京銀行清算、脱原発、貧困格差是正などについて「こうします」とかなり具体的な方策を語っていた。
自分の能力を活かして、これからの都政において自分ができること、やるべきことを当事者として真剣に考えている姿勢が伝わってきた気がした。
特に貧困格差の話をしている時の宇都宮氏の表情は、少し違っていた。
淡々と淀みなく、語りかけるように話す様子は、
多くの経済的弱者に寄り添い救済してきた 弁護士としての「現場の顔」を見たような気がした。
今回の都知事選は、
石原都政の「継承」か「脱却」かが争点だといわれている。
それは確かにそうだと思うが、私は報道ステーションをみていて、
これは「傍観者」か「当事者」かの選択でもあるのではないかと感じた。
それは同時に、有権者自身が「傍観者」なのか「当事者」なのかを問われるのことになるのだと。
マスコミは、「誰が優勢だ」とか「どれだけ票を固めた」といった報道をするけど、
結局は単なる「傍観者」にすぎない。
そんなマスコミの報道に乗せられて、
「なんとなく」選挙に行って、
「なんとなく」投票している場合ではないのだ。
誰に一票を託すのか。
都知事選の場合、まだ都民有権者の4割がどの候補に投票するか決めていないという。
私は「当事者」として政策を語る人物に都政を任せたい。
都知事選、私の肚は決まった。
あとは、どうしようかな…。
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