こんばんは…
いつも ご訪問ありがとうございます。





金曜日に捕獲器を仕掛けようと予定していたけど毎日白黒猫さんが 縄張りを取ろうとしにきていた…。ケンカの声が聞こえる度に外を見に行ったり 落ちつかなかった。

18日水曜日…
また白黒がケンカを挑む声が聞こえる。
…いつもよりしつこいし長い。
争う声…鈍い音…
慌てて懐中電灯を持って外へ行った。
木の下から とら吉の低い唸り声…姿が確認できない。イヤな予感がして鼓動が早くなって苦しい。とら吉の名前を何回も呼んでウロウロ…

暗闇の地面に血痕があった。
辺りを照らすと先の方に白黒がいた。そちらを目指して白黒が居た場所を照らすと血痕がなかった。
そうなると とら吉!?
とら吉がケガしたんだと思いパニックに…。
ケガさせてしまった…早く捕獲しなかったから。
自分を責めて責めて涙が出てきた…
とら吉…
ブロ友さんに相談して翌日保護して病院へ連れて行く事にした。
…ちょこちょこといつもの扉を開けて様子を見ていたら1時間後くらいに とら吉がそこに居た。

なんともない?あれ?大丈夫!
夜食をあげたら 足りないと催促するくらい元気!
よかったよぉ〜〜!とら吉!

本当によかった照れ嬉しくって涙が止まんなかった。
こんな思いをするのは もぉイヤだアセアセ
なので捕獲器を木曜日の夜に仕掛ける事にした。
朝から絶食。
いつもの扉の下でご飯を待つ とら吉。
夜 いっぱいの美味しいカリカリ、ウェットフード、温かい唐揚げ、チュールを入れて捕獲器を置いたが その日の夜はダメだった。
金曜日の朝…ご飯を待つとら吉。
捕獲器の場所も変えた。ご飯も唐揚げの他に鳥の肉団子あつあつ、カリカリ、ウェットフード、チュールを入れた。そしてヘンゼルとグレーテルみたいに カリカリを一粒ずつ捕獲器近くに置いて捕獲器の中にも少しばらまいた。
それをずーっと見てるとら吉。

でも入んないよあしあとってプイ。
これがダメならば…

どうだMケージ!
上がろうとしたのでダメ元でやってみたけどやっぱりダメ。
ギリギリまでなんだかんだして出勤。
息子が休みだったので 後で見てと伝えた。
11時半頃息子にLINEして 捕獲器見てと連絡した。
すると息子から電話がきた。
「とら入ってる。かかってるよ」と自分でも驚いたように報告があった。

私は やったーーー!!!!めちゃくちゃ喜んだ爆笑
焦っていたので ホッとしたのなんのって。
明日の病院間に合った爆笑

夜は ガレージに移動したけど 暴れる事もニャーニャー鳴く事もなかった。
なんていい子なんだろう照れ怖いと思うけど少し我慢してね。
金曜日の夜は 捕獲した安心感から ドッと疲れが出てすぐに眠りについた。

そして今日の9時半に家を出て病院へ向かった。
私の家から30分くらい。
到着すると次から次へと捕獲器を持った人達が来ていた。
1人で14匹連れて来た人も居た。
私のように一匹だけ連れて来た人はあまりいなかった。
私は 去勢手術、ウィルス検査、糞便検査、レボリューション、ワクチンをお願いした。
料金は先払いで糞便検査の結果虫がいたら追加で注射をするので その分の料金が発生すると説明を受けた。
そして通常は 健康診断(レントゲン検査)をしてから手術をするが それらを省いて麻酔をかけて手術をするので まれに急変する事があるので承諾して下さいと説明があった。
その間も 捕獲器に入った猫達がどんどん積まれていった。衝撃的な光景。
付き合ってくれた友達は 車に戻ると あまりにもショックだったと泣き顔だった。
迎えは 18時から19時の間となっている。

私達は とら吉が戻るまでに ケージや必要な物を用意する為に走った。
くりぃむに寄って奥さんに捕獲が出来た事を報告し 御礼を言った。
保護して2週間は隔離が必要なのでストレスが少なく過ごせるようにと二段のケージを選んだ。
2人で組み立てるのに苦労したけど…
友達が 自分も つくしのしている事に協力して役に立てて嬉しい…
そう言ってくれた。私も嬉しいし手伝ってくれてありがとうおねがい
今までの とら吉のお家は…
スツール型の屋根付きでフワフワお布団と暖か毛布。湯たんぽ付き。


そんなこんなしているうちに お迎えに行く時間になった。
凄い渋滞…18時40分。
とら吉が捕獲器からキャリーに入って待っていた。
預けに来た時と違い部屋の中は猫の糞尿の匂いで溢れていた。
そして手術を終えた猫達が捕獲器の中で泣いてる。20匹近く。
隣の部屋では手術をしている猫が見えた。去勢手術だ。
体の不自由な子も捕獲器の中で泣いている。
みんな保護された子達だ。

そして とら吉は…
私が「とら」って声をかけると 冷たい目で見つめた。
そして看護師さんに呼ばれ説明を受けた。



糞便検査の結果はマイナス。
しかし一回では出ない事もあるとの事だった。

そしてウィルス検査の結果は…
エイズ、白血病ともに陽性…。


陽性。


看護師さんから…
「年齢は おそらく4歳〜5歳ですね。エイズ、白血病ともに陽性なので先住の猫とは一生隔離して下さい。
そして この子を触ったらアルコールで消毒してから他の子に触って下さい。うつる可能性があるので。
そして 免疫力が弱いので風邪なども引きやすかったり腫瘍などにもなりやすいですね。
エイズだけだったら 発症しなければ隔離しなくていいんですけど白血病は隔離しないとね。」

とら吉…
とら吉…
帰ろう。



帰りの車の中でいろいろ考えていた…。
一生隔離。
一生…。
途中で ずっとずっと相談に乗ってもらっていたブロ友さんにLINEで報告をした。




帰宅して とら吉を二階へ連れて行こうとするとモミちゃん、蘭ちゃんが寄ってきてキャリーをクンクン。
今日はキャリーから出さないで食事も明日の朝まであげないでくださいと言われたので キャリーを部屋に置くと…とら吉が ニャーと怒ったように鳴いた。
ゆっくりしてね…そう言ってストールをかけた。

重たい気持ちを引きずって一階に降りた。
どうしてあげればいいんだろう…
どうしてあげるのが幸せなんだろう…
野良猫の平均寿命は5歳…。

捕獲すると決めた時から何もないとは思っていなかった。
何かあって当たり前だと思っていた。
そう思ってた…。


私のLINEを見た ブロ友さんが電話してくれた。
ショックを受けてるだろうと…
「一生隔離されて とら吉は幸せかなぁ?みんなと遊べなくて幸せかな?」

「もしも あんまり長く生きられないとしたら 狭い部屋で隔離されて一生を終わるよりも 今までみたいに自由に走り回って庭で日向ぼっこして ご飯は今まで通りあげて…そっちの方がとら吉は幸せなんじゃないかな…」
生まれた時から隔離して過ごす事に慣れているわけじゃない…
そして 先住の猫も守らないといけない。
話していたら泣けて来た。


とら吉は 我が家の外猫にします。
人生って どうして 決断しなきゃいけない事ばっかりなんだろう…。


さくら耳になったとら吉は 明日 リターンします!

ごめんねじゃない。

ダブルキャリアだからこそ とら吉にとっての幸せを考えてこその選択です。
でも泣ける。

冬は毎日湯たんぽ入れて もっと寒さを凌げるように囲って、夏は 蚊が来ないようにして アイスノン入れて涼しくするよ。
具合が悪そうだったら病院に連れてくよ。

明日めちゃくちゃ美味しいご飯食べようね!
中だろうと外だろうとずっと面倒みるから安心してね。


そして…いつか…
その綺麗な茶トラの頭を撫でさせてね…
急がないよ…
いつか…
初めて家に入った日が最後の日になるなんて…
今朝まで思ってなかった。
でも何も変わらない。私と とら吉の関係は何も変わらない。



ずっとずっと相談にのってくれた もっさんハート
本当に本当にありがとう!
白黒も去勢したら とら吉とノンキーズ仲間になったらいいね。

ばけさん、小麦さん、悠里ちゃん ありがとうハート





おやすみ…とら吉…
よく頑張ったねハート