熊本地震の災害ボランティアで宇城市へ一週間行ってきた。
言葉や文章にするのは難しいけど、
記録と報告のため・・・。
宇城市は熊本市の南(震源地より南西)にある町。
テレビで報道されている益城町や熊本市の様に倒壊している家は少なかったが、傾いている家や屋根瓦が落ち雨漏りしている家が多かった。
デコポン発祥の地である不知火町より以西は被害は少なく、宇城市の中南勢に被害が集中してたように感じた。
特に地盤の弱い地域に集中して被害にあったようたった。
ボランティアの数はテレビで報道されている地域と比べると半分~3分の1以下といった感じ。
(各ボラセンfacebookページ調べ)
作業内容はガレキの搬出や仕分け等がメイン。
自分は地元の親方や消防署職員(もちろんボランティア)さんを中心としたチームの一員として雨漏りしているお宅のブルーシート張りをさせていただいた。
通常ボラセンでは高所作業は保険の対象外のため、このようなニーズは受けないそうです。
(今回はあまりにもニーズが多かったため受けたんだそう)
それでもやはり、断るニーズは多いようでした。
ボランティアは自己責任・自己完結で来ているわけやから、危ないからやっちゃいけないと全て断るのではなく
「できる人が、できる時に、できる範囲で」やればいいのではと常に思ってた。
「でくるもんが、でくるとき、できたしこ」を合言葉に消防の隊長さんも同じ思いで活動されていた。
そしてこれも地元の方が言っていたのだが、
「炊き出しでご飯を作ってもらって並んでもらうだけではダメ。被災して心も体もなにもかもが大変なのはわかるが、一緒になって動かないと自分自身もダメになってしまう。家の片付けも同じことが言える。何から手を付けたらいいのかわからなくても、ボランティアと一緒になって身体を動かすことが大事。幸いにも被害にあわなかった地元に人達も他県ナンバーを見て自分たちも何かしなければという気持ちになってほしい。」と言っていた。
自分に何かできることはないかとボランティアへ行ったが、地元の方から学ぶことがとても多い一週間だった。
昨年度から災害ボランティアコーディネーターの研修を受けているが、今回の経験を生かせたいと思った。
それにしても、九州は改めて遠いと思ったよ。
往復約2300km
新幹線か飛行機ならあっという間なのにね。
次は観光で行ってみたいね。